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ショコラ ~maid cafe "curio"~  

「今度こそ…しやわせになってね。ボクも、祈ってるよ…」

ねこにゃん&丸戸史明 with 企画屋の第2作目の恋愛アドベンチャー。
父親が経営するアンティーク喫茶"キュリオ"で代理店長を任せられる3ヶ月間、様々な経験を積むことになる。

2017年09月18日(Mon)20時30分00秒2017年09月18日(Mon)20時34分55秒
2017年09月18日(Mon)20時37分00秒2017年09月18日(Mon)20時32分47秒

【ジャンル】:テキストアドベンチャー
【プレイタイム】:15時間
【クリア】:クリア済
【難易度】:普通
【総合評価/おススメ度】:B

【映像】:B
【音楽】:B
【シナリオ】:B
【熱中度】:B
【オリジナリティ】:C

【コメント】:おまけCDの宮崎羽衣のやる気のなさよ

流行りのメイド喫茶

メイド喫茶を題材とした2004年発売のPCゲームをPS2に移植したゲームですが、「メイド喫茶」というワードが世間に浸透し始めたのも2004年くらいだったと記憶しています。

フリフリなメイドコスプレというもの自体はもっと昔からある文化ではありましたが、実際の喫茶店として表舞台に現れたのは2001年のキュアメイドカフェ(Cure maid cafe)が初出だと言われています。
ネーミングセンスからしてこのゲームのキュリオと呼ばれる店名の元ネタはこの店舗だと予想されます。

キュアメイドカフェが初出店を果たした後「秋葉原に凄いお店がある!」ということで、ネットの口コミだけでなく、各メディアに紹介が取り上げられて東京のメイド喫茶の店舗が急増し、オタク文化に縁のなかった幅広い年代にも「メイド喫茶」という言葉を浸透させてきました。
東京だけに留まらず、大阪や名古屋の地方都市にパラパラと開店し始めた頃がまさに2004年辺り。
このゲームがリリースしたのも2004年ということで旬な時期だったんじゃないかな。

功を奏した結果、ゲームと同じ店名のメイド喫茶「キュリオ」を実店舗としてオープンし、PCゲームとしても珍しい功績を残しています。

当たりハズレのある内容

メイド喫茶が題材ということで完全にメイド推しな作品かと思い込んでプレイしていましたが意外とそうでもなくて、メイドよりもアンティーク飲食店経営を軸に展開された、言ってしまえば割りと普通に恋愛ものでした。(俗に言うメイド喫茶と異なることにここでやっと気付く)

見た目だけであれば完全にメイド喫茶のそれで、シルエットを強調したフリルに華やかな色彩のエプロンドレス衣装の女の子がおもてなししてくれます。
が、喫茶店のキッチンではコック風エプロン衣装もあるし、仕事が終われば私服だし、全てが想像していたフリフリのエプロンドレスというわけではなさそうです。

シナリオに関してもメイドよりも喫茶店の方に話がスライドしている気がして、何だかメイド喫茶と恋愛アドベンチャーの相性は合わないんじゃないかと思いました。
メイド喫茶というジャンルに興味を惹かれてプレイしたが、あまりメイドっぽい要素がなかった・・・となる点はちょっとだけ注意です。


今回プレイしたPS2版ですが、プレイヤーの操作としては一日に約2回はフロアやキッチンを訪れて、その選択によってシナリオが分岐する流れになります。
原作PC版はある程度は店長室を訪れて仕事を消化しなければ強制ゲームオーバーになるシミュレーション要素もあったとかで、PS2ではその強制ゲームオーバーのイベントが撤廃されており、あまり意味を成さない店長室のみ名残として残されており、その背景はゲーム中は特に語られないため、謎なシステムだなと思ってプレイしてました。

全セリフがフルボイス、さらにPS2はデュアルボイスシステムによって、声優を原作PC版と新規録り下ろしPS2版で切り替えることができます。
が、普通にプレイする場合は当然片方しか聴かないため、片方だけあれば十分事足りるような無駄になりがちな機能です。
憎いことにキャラ個別で設定可能で、好きなタイミングでオプション画面を呼び出し変更可能なところが贅沢極まりない。
そして周回プレイをしない限りはまず聴けないし、聴かなければ聴かないで、何故か勿体無い損をした気分にさせられます。

ボイスについては個人的にはPC版のみで良かったんですが、おまけディスクの声優インタビューがPS2版で担当した方のみというところがさらに勿体無い。

このようにシステム面で若干粗が目立ちますが、粗いことが幸い?してテキストスキップは非常に快適でした。
1秒で10テキスト位ババっと飛ばしてくれるので、共通シナリオを読み飛ばせば1キャラが2時間程度で攻略できるところは非常に快適でした。
プレイ時間が短ければ良いというわけではないですが、こういう気軽にプレイできるテキストアドベンチャーを求めてたこともありいくらか満足しています。
このゲームのシステム的な良さは「快適さ」に尽きます。


肝心のシナリオについてですが、すでに職場で出会っているとか、学生時代の仲だとかで、出会いの馴れ初めは割りと省かれるケースが多く、その後の馴れ初めなシーンから物語が始まります。
喫茶店経営中心のシナリオと書きましたが、主人公の店長代理の立場がきっかけに恋愛が進んでいくという感じで非常にシンプルな展開で分かりやすいです。

シナリオについては裏話があり、ライターが逃亡したとかなんとかで制作チームにいざこざがあり、それが起因したのか、確かに唐突な展開になるシナリオがいくつかありました。
話によっては話に集中できず退屈してしまう場面もありました。
一方で面白いシナリオも半分ほどあるので、当たりハズレの大きい作品だという印象です。

ただその当たりシナリオというのが、このゲームの題材であるメイドに関係ないというところがすごく皮肉的。
作品コンセプトのメイド喫茶は客寄せのためで、普通に恋愛シナリオで勝負しようとしているように感じるのは気のせい・・・?


まとめ

パッと見はメイド喫茶のギャルゲーですが、メイド要素少なめな、喫茶店経営だという前情報を知るだけでもプレイ後の違和感は軽減されるかと思います。
恋愛物としては平均以上に面白いと思います。

あとパッケージ表紙は美里であることに注意。
この子、メインヒロインの風格あるけど罠です。


以下「続きを読む」よりネタバレありのキャラ別ルート感想。







キャラ別感想


【真名井美里】
2017年09月18日(Mon)20時43分26秒
メインヒロインにしか見えない。大介の信者その1。
家出の結果、路頭に迷ってしまい主人公の大介に拾われるこの子は子犬か何かでしょうか。
家出娘というシチュエーションとしてはこの上ないのですが、途中から大層な家柄のお嬢様ということが発覚し、その筋の人間が出てきてからの突拍子ない奪還作戦イベントは何だかなーという気持ちになりました。
いきなり任侠を持ち出す薄っぺらさもそうですが、何故か翠が見取り図を入手したり、バラさんの武術が炸裂したり、これまでのキャラ設定が崩壊してて、こんなお粗末なシナリオ久しぶりに出会った気がします。

ただ美里というキャラクター自体はむしろ好きで、常に好意を寄せててムフフなだけに惜しい気持ちもあります。


【大村翠】
2017年09月18日(Mon)20時43分16秒
あおいのにみどり。そんなこと言ったら怒鳴られるんでしょうか。
美里よりもよっぽどメインヒロインなルートでした。
大介と幼馴染であり親友であり、時には冗談交じりで罵り合う仲睦まじきカップルが見れます。

普段は男勝りで強気な性格でありながら恋の気持ちだけはひた隠し続けて、その態度が一変して照れたり甘えたりする態度は、もうギャップ萌え以外の何ものでもないです。
最近あまり聞かなくなりましたが、これぞ正統派ツンデレですね。

ボイスについて、最初は素人っぽい声だなーと思ってましたが、プレイしていく内にどんどん愛着がわくというか、主に貶し言葉で。
憎しみを込めて発する貶し言葉は、この声でないと聴けない味があって凄く良いです(いやそういう性癖ではなく)

あとは名シーン。

大介「香奈子さんは、思い出の宝石箱。お前は、手元に置いとく道具箱」
翠 「 …信じられないたとえを持ち出す奴だな」
大介「俺が生きていくのに、どっちが必要なのか…考えるまでも、ないよな」


一見するとその場で言い表せる最大限の説得力のあるプロポーズにも聞こえるけれども、「お前ただ一人が好きだ」とはならず、あくまで比較対象がいるってところがミソ。
大介の内心に未練があるようにも解釈できる、非常に巧妙でくすぐったいセリフに感じました。
香奈子との三角関係を妙に言い当てたこのセリフは個人的ショコラの名ゼリフです。


【結城すず】
2017年09月18日(Mon)20時43分57秒
同居することになった血の繋がらない妹。大介の信者その2。
一方的に好意を寄せるのは美里と同じですが、他人に興味が無かったり、兄という関係性に異常に執着するという決定的な違いがあります。

大介の「家族でなくなってしまう」という主張に対して「(兄妹関係は壊さず)恋人を付け加える」という近親相姦を超えた愛の発想は目からウロコでした。

家族にトラウマがあるというエピソードは本人により語られましたが、そこまでして兄に執着する理由としては薄いですし、真夜中に生気のない目で甘えるような性格に豹変する理由に関しては、特に言及が無く最後まで謎を残したところは消化不良気味です。
突然の変化に見えるので、もはや恐怖すら感じてしまうところが非常に勿体無いです。いや、これでいいのか?

あとお友達が色々とトラブルを招きそうだったけど、むしろ怪しいくらいに善人というフェイントを見せてくれました。優しい世界。


【桜井真子】
2017年09月18日(Mon)20時44分30秒
これぞ聖母、天然お姉さん、ついうっかり大介が顔を埋めるほどに。
このルートに入る前は悪くない印象でしたが、ルートに入ると途端に真子さんがわがままになってしまい、周りの人間に迷惑を振りまいてしまいます。
その結果、他のヒロイン達の方が魅力的に見えて、他のヒロインの好感度があがって見えてしまう謎シナリオでした。
プロレス好きの設定は必要?


【橘さやか】
2017年09月18日(Mon)20時44分06秒
キッチンでお菓子作り担当。
他のルートでは特に目立つことのない地味キャラだけど、ルートに入った途端に菓子作り大会のテレビ出演やスイーツが雑誌に取材されて、この作品中で一番仕事の才能を発揮します。
しかし留学の話とか、大介さん私を捨てないでとか、編集長=母親とか、怒涛のイベントラッシュで、短時間にイベントを色々と詰め込みすぎて結果置いてけぼりになりがちなシナリオ。
しかし、この作品で多めな恋愛のドロドロとした展開はなく、一番メイド喫茶のコンセプトに合ったシナリオだと思います。


【チロル】
2017年09月18日(Mon)20時45分09秒
ノーマルエンドを観ないとハッピーエンドにたどり着けないというゲームの性質上、必ず避けては通れないチロル先生。
パパと呼ぶコイツは何者?と思わせてプレイヤーの注意をひきつけつつ、隠しルートで正体が公開させる仕組みです。

妖精というファンタジー設定を許す必要があるところで賛否両論。
さらに細かいことを言うなら、ファンタジー路線はこのルートだけに留まらず、他のルートでも時折意図したタイミングで物が飛んでくる超常現象が発生することから、やっぱりこの世界に妖精が存在するという事実を肯定しなければならないところは結構受け付けづらい内容です。

粗はありますが、おふざけのギャグ回とミスリードさせておいて、メタな表現や演出を全て夢オチで片付けて現実に引き戻しつつ、このルート全てを香奈子ルートの前フリにしてしまう大胆な構成には驚きました。
プレイ前とプレイ後ではチロルに対する印象もガラッと変わり、「しやわせになってね」というたった一言の重みが大きく変化するところも見どころ。
読破後は満足感を感じつつも、このあとの香奈子ルートはどうなってしまうのだろうと期待せざるを得ない、更なるワクワク感を作り出しただけでもこのシナリオは佳作だと思いました。


【秋島香奈子】
2017年09月18日(Mon)20時43分04秒
通常のヒロインはノーマルエンドとハッピーエンドの二種類だけで構成されますが、香奈子に限ってはノーマルエンドとハッピーエンド、上記のチロルルートにクリア後のショートストーリーと細かく章分けして張り切っています。
同時に真のメインヒロインは香奈子だったんだと思い知らされます。

普段は無関心を装い、言葉では復讐と口にしつつも内心はやっぱり昔の仲を取り戻したかっただけという、紐解けば単純なオチ。
それが色々とこじらせた結果、非常に回りくどくじれったい恋愛になっていたという、人によってはねちっこく感じる話だと思います。
が、それまでの翠を含めた居酒屋の修羅場とか、高校時代の思い出とか、チロルの絵本だとか、バックボーンを色々語らい合いながら、最後終電が過ぎ去った無人駅舎というシチュエーションは最強のコンビネーションです。

ここまでがハッピーエンドの内容で、さらにショートストーリーでエピローグが語られます。
ショートストーリーは次回作のパルフェとクロスオーバーしたり(また積みゲーが増えていくわけですが)、高校時代の屋上での追加エピソードや、他シナリオには無かったその後の展開もしっかり補完されます。
特に香奈子シナリオのキーとなる絵本についても語られ、チロルはなりたかった自分を映しているとのことで、チロル=香奈子という仕掛けによりますます愛おしく感じます。
あの創作と思われたウザ可愛いチロルも香奈子の内面を表した一部の人格だと思うと、とてもハッキリした喜怒哀楽のある素直なキャラになんだなーと思います。


このシナリオが最後だったもあり、香奈子+チロルが一番良いシナリオに感じましたが、翠も捨てがたいです。
メインヒロインは?と聞かれたら、香奈子と翠以外にないでしょう。
だからこそパッケージ表紙を飾る美里や、メイド喫茶という題材は一体何だったんだろうとツッコまざるを得ない。
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category: ショコラ ~maid cafe "curio"~

tag: PS2_B.ショコラ 
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