げむぷれ! ホーム » アコンカグア »アコンカグア

アコンカグア  

「ウェイクアップ、ナカヤーマ!」

航空機が突然の墜落、氷山アコンカグアにて奇跡的に生還した5人がおくるサバイバルアドベンチャーゲーム。
絶望的な状況のなか生き残ろうとするが、追い討ちをかけるように謎の武装集団にも襲撃され・・・

【ジャンル】:アドベンチャー
【プレイタイム】:5時間
【クリア】:クリア済
【難易度】:普通
【総合評価/おススメ度】:C

【映像】:C
【音楽】:B
【シナリオ】:D
【熱中度】:C
【オリジナリティ】:C

【コメント】:裏切り、復讐は非道

下山した感想

バイオハザードをはじめとするその他研究施設から脱出するアドベンチャーはPS1内では腐るほどありますが、
雪山を舞台にしたアドベンチャーゲームってのはちょっとだけ新鮮。
地面一体は積雪数十メートル以上で真っ白、空は霧がかかって灰色、その色のコントラストが美しく感じます。
まあ、グラフィック的にはPS1性能の限界もあるのでキレイとは言いがたいですし
ステージとキャラクターのポリゴンな感じはおなじみ、よく壁にめり込んだりします。
ただ、顔の描き込みが細かかったり、タイトルとゲームオーバーの文字がクッキリとして画像解像度が異常に良かったり
「ひょっとしてグラフィックは綺麗なんじゃないのか」と思わせる面もあります。
そんな雪景色を2枚組みディスクのうち、前半1枚はほとんど雪山が舞台になってます。
なんという雪山下山アドベンチャー。

アドベンチャーといっても動かし方はキャラを直接操作するのではなく
矢印ポインタで誘導するタイプで、クロックタワーとかクレイマンとかに似てます。
基本はじっくりと考える謎解き系で、複雑なアクションはないにしろ、たまに時間制限のある
スピーディな行動を要求されることがあります。
またストーリーは一本道なので行動範囲も狭く、重要なアイテムも大抵はその場で使うことになるので
アイテム選択も迷うことないと思います。
難易度は並程度で詰まることさえなければサクサク進みます。
仲間と会話しないと条件が発生しない場合もあるのが気付きにくい点だろうか。

この「仲間」との連携(いわゆるザッピング)がなかなか面白くて、5人いるキャラのうちそれぞれの得意分野を駆使して
試行錯誤する謎解きが良いです。
具体的には「登山専門」「言語専用」「メカニック専門」「隠密専門」「力仕事専門」という風に分類できて
登山専門が大きなハンマーを拾ったけど、それは力仕事専門に任せるためにハンマーを渡す、とか
機械の動かし方が分からないのでメカニック専門に頼む、とか
役割分担がしっかりしてて気持ち良い。
けど必要な人材がすで決められているようなもので、関係ない人物がそれを行ってしまうと「できない」と却下されてしまい
二度手間とも感じれる部分もあるのだけれども。

ストーリーですが、基本は下山して生還するのが目的。
でも一国の有権者であるパチャママ(言語専門)の身柄を狙う政府軍が登場したり、
政府軍に先回りされたことにより「5人の中に誰かスパイがいる」と疑心暗鬼に陥ったり、
パチャママの送還が第一になったり、
下山とは別の問題が発生していくストーリー展開にドキドキします。
結局オチは微妙だったので残念でしたが(詳細はネタバレで)

あと音楽が地味によかった。
オーケストラ風な音楽は上品でもありサバイバルの危機感を表すにはピッタリで、雪山とマッチしてたと思います。
SCEということもあるからI.Q FINALの人かと思いましたが、どうやら違って外山和彦という方の作曲でした。
昔のアニメとかPS1「俺の屍を越えてゆけ」も担当したとか、へぇー。



2枚組みディスクでもクリアまで5時間とサクサク進みますし、おつかいっぽくなる謎解きもそれなりに面白かったと思う。
ストーリーは途中まで面白かったけど最後が微妙だったので歯切れが悪いのが良くなかった。
あと字幕の流れが早くて時々読めないのも気になりました。
そんな感じで、まあ普通ですww
こうしてまた山系アドベンチャーゲームが量産されたとさ。

「続きを読む」よりネタバレ



ネタバレのストーリー考察

正直、裏切り者は誰かという討論は面白かったと思う。
ジュリアがCIAであることを明かすまで全員に疑惑があったし、行動から色々と推理できますし。
ということでそこまでをまとめ。


カトウ:
最初から動かせるキャラ、人命救助を優先する主人公らしい性格。ジャーナリストの日本人。
登山のスペシャリストということもあって、皆をいつの間にか先導するリーダーになっている点が怪しい。
でも主人公補正で白星。

パチャママ:
メルーザの指導者で有権者候補。そのため政府軍からしつこく狙われる。
有名人であり、またみんなに協力的だったので特に目立つ怪しいことはない。
ひょっとすると偽者かもしれないが白星。

スティーブ:
アメリカ人でエンジニアとして機械系の運用で活躍。いつも不満をたれており自己中心的な考えを持っている。
特にナイフを使うジュリアを怪しいと見て、たびたび衝突している。
素直で憎たらしいが、スプラッターものだったら最初に死ぬか最後から2番目に死ぬタイプ。

ジュリア:
アメリカのジャーナリスト。ナイフで敵を暗殺する技を持っているため何度も危機を救ったが、メンバーに逆に怪しまれてしまう。
ロペスには色々問われ、スティーブにはまったく信用されてなくて衝突している。
アコンカグアの地理についても詳しすぎて、かなり黒星。

ロペス:
アメリカの貿易商。力が強い。
みんなに友好的ではあるが、これ以外の情報がないためすでにかなり黒星。



この時点ではナイフを使う・土地勘の強いジュリアに矛先が向いていたけど、ロペスもこの時点でかなり怪しい。
ストーリー中に誰も突っ込まなかったけど。
そのあとにジュリアがCIAであることをカミングアウト、スティーブとジュリアの衝突も収まった。
その後の怪しい点をピックアップ。




カトウ:
やっぱりリーダーっぽい。裏さえあれば皆を信用させて最後にだまし討ちもある。
というかジュリアの暗殺に見慣れたせいか、酸素ボンベによる3度にわたる爆殺を行った件もかなり問題視すべき。
スティーブがトラック爆弾に成功したときも、吹き飛ぶ敵軍を見てかなり喜んでたし・・・その内なる好奇心は何者か?
主人公補正がなければかなり怪しい。

パチャママ:
「自分が行かなければ、多数の人間が犠牲になる」をモットーに行動する、有権者として素晴らしい性格を持っている。
ただジュリアの暗殺を見てきたせいか、人の死に対して弔いの気持ちが薄れている気がする。
敵には冷徹な目で見ているのだろうか。
軍の知り合いと何度か接触しているので偽者である可能性はほぼない。一番の白星。

スティーブ:
ジュリアの招待を知って「ジュリアさま」と言ってしまうところを見ると、かなりの小心者と分かる。
序盤では自分の下山を優先して面倒を避けていたが、後半ではトラック爆弾をつくったりコンピュータ制御を
率先して行うあたりに気持ちの変化が見られる。
本当に思いやりある仲間に成長しているので一番疑いたくない人物。
でもポリゴンキャラを見るとウーパールーパーみたいな顔してるので、シリコンマスクで顔を覆っている可能性あり。

ジュリア:
CIAの人間だと明かして任務内容はパチャママの護衛だと伝える。
CIA内部には詳しいようだが自分が何者か証明できるものがないので2重スパイの可能性もある。
仲間に道を切り開いてはいるのだが信用度がやはり低め。
というより後半でするジャンプステップからの斬り込み、CIAはあんなことしない(重要)

ロペス:
人を疑って、自分は疑われない、相変わらず正体が分からない。濃厚な黒星。



結局ロペスが裏切り者でしたが、彼も権力や金などではなく、復讐のためにやっただけなので完全悪ではなかったし
殺された家族や仲間も救えないまま死んでしまったのがかわいそすぎます。
そして本編ではただの敵として扱われただけ、改心するなど報われる方法もあったはずなのに。
ロペスが改心したならば5人でまた集結できたし、気持ちのいい終わりもありえたのに。
事故(紛争)は仕方なくて、復讐や裏切りは絶対に許されないってことなのだろうか・・・
すごい重いテーマではありますが、それを簡単に片付けたところが私は気に入りませんでした。


実はカトウが悪いやつだった
スティーブが演技してた
ジュリアが3重スパイだった
パチャママがいつの間にか偽者と変わっていた
という展開も十分ありですがこれらをやるとややこしそうですね。
どっちにしろ気持ちの良い終わり方でなさそうだし。
さらに黒幕でパチャママのボディガードが生きてた・・・てのは無しか。

あとおまけで。
冒頭での「ウェイクアップ、ナカヤーマ!」がちょっとツボった。
カトウもナカヤマも日本人で、おそらく日本語分かるだろうに何故英語で会話する?
英語圏に慣れるためだとしても「中山」と呼ばず「ナカヤーマ! ナカヤーマ!」と呼ぶのはやめてくれww
スポンサーサイト

category: アコンカグア

tag: PS_C.アコンカグア 
tb: 0   cm: 0

コメント

コメントの投稿

Secret

トラックバック

トラックバックURL
→http://gameplaceplus.blog12.fc2.com/tb.php/158-13def901
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

プロフィール

最新記事

カテゴリー別

おすすめ度ランク別(タグ)

▲ Pagetop