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GRAVITY DAZE 重力的眩暈:上層への帰還において、彼女の内宇宙に生じた摂動  

「少女は、空に落ちる」

重力を自在に操りオープンワールドの街を飛び回る重力アクションアドベンチャー。
Vita版よりもさらに高画質化し、携帯機では困難だった細かな操作性を実現している。

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【ジャンル】:アクションアドベンチャー
【プレイタイム】:20時間
【クリア】:クリア済
【難易度】:普通
【総合評価/おススメ度】:C

【映像】:C
【音楽】:A
【シナリオ】:C
【熱中度】:C
【オリジナリティ】:B

【コメント】:なお通行人はキトゥン様のおもちゃになるもよう

重力アクション

PS Plusのフリープレイで2016年9月に配信。
いつか買おうと迷ってた名作も平気でフリープレイに落ちてくるので、下手に過去作品を購入できなくなってきた・・・
結局プレイするタイミングは遅くなったけれども何とかクリアしたので感想。

まずは重力アクションについて。
主人公の見ている方向に重力を発生させ、その地点に向かって落下することで移動します。
遠くにある置物や建物の壁はもちろん、何もない空に向かっても"落下"することができますし、また空中で無重力状態になることでそれが一時停止の役割を果たし、好きなタイミングで方向転換し、再度重力を発生させて自由に行き来することができます。

重力アクションと聞くと難しそうなイメージを抱いていたのですが、率直な感想としてはフワフワと空を飛ぶイメージに近いのかなと思います。
一応重力を操れる時間に相当する重力ゲージを持っていますが、ゲージがゼロになっても3秒ほどで全回復するため、ゲージがなくなる直前に真上の方向に移動すれば落下する間にあっという間に全回復して実質無限に飛ぶことができます。
(常にゲージと相談するようなストレスが溜まるゲームよりかは確かにマシな配慮ですが)

最初こそ操作に慣れが必要ですが、慣れると重力で空を飛んでいる方が速く、スピード感もあります。
街の建築物も形や配置方法がバラバラなため、レンガ造りの街はまるで迷路のようです。
さすがに建物の中までは入れませんでしたが、巨大な都市は地盤ごと丸々浮いており(!?)、その裏にはスチームパンク的なパイプや鉄骨が張り巡らされた不思議な街は外観を見ながら散策するだけでもなかなか面白いです。
おまけに能力強化のポイントになるアイテムが取っても取り切れないほどの数が配置されているので、ゲーム的なメリットもあり一石二鳥です。
オープンワールドの移動というものは一般的に退屈になりがちですが、寄り道させることで紛らわすことのできる手法は素晴らしいなと思いました。

重力嵐から発生した黒い魔物ネヴィとの戦闘では、重力を駆使したアクションで倒していきます。
地上での戦闘は連続キックも使えますが、敵に向かって重力で移動してお見舞いする重力キックがメインウエポンになり、というかこれがヒット&アウェイを兼ね備えてとても強力なため高頻度で使ってしまいがちで、戦闘は単純になりがちでした。
全ての敵は弱点部分の光り輝く核?を持っており、その核を破壊すれば倒すことができます。
ザコやボスを問わず種類によって弱点が設定されていますが、どれも重力キックで破壊することが前提のものばかり。
確かに攻撃手段は幾つかありますが、物投げはオブジェクトが配置されていないとできないですし、強力な3種類の必殺技は使用回数に制限があるとかで、もうちょっとこの制限を取っ払っても良かったのではと思います。

重力の世界

ストーリーは街で困っている人を助けながら、世界に渦巻く問題を解決し、重力姫キトゥンの記憶を取り戻すことで話が進んでいきますが、残念なことに根本的な解決はせず、中途半端なところでエンディングを迎えてしまいます。
それは恐らく2017年発売の次回作につながるのだろうと予想できます。(ダウンロードコンテンツはただのサイドストーリー)

こういう物語が完結しない作品はあまり好ましくないですが、今回に限っては苛立ちは特にありませんでした。

というのも出会うキャラクター達が抱えている問題を解決することで、どんな人々が暮らしているのか、どんな世界なのか、敵とは一体何者なのかを紐解いていき、個人的にはこの作品は第一作目にしてプロローグ的な扱いなのかなと思っています。

主人公のキトゥンは記憶喪失という設定なので、良い意味でも悪い意味でも無知な普通の女の子として描かれており、プレイヤーと同じ視点で読み進めることができます。
とくにカッコ書きで記載されるキトゥンの心情が非常に現代っ子な表現で読み進めやすいです。

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↑重力姫のファン。気持ち悪い!

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↑別世界に通ずる道を持つ神様。
この部分だけ切り取ると危ない図ですが、プレイ中は普通のシーンだったり。
何故か変態気質なキャラ多いなあ・・・

物語の真相はいくつか明らかになっていませんが、周りの個性豊かなキャラクターに振り回されながら物語が進んでいくことでキャラクターの掘り下げとしては成功しているのかと思います。
あとはこれらの設定をどう引き継ぐのかが課題となるでしょう。

細々した話

田中公平氏によるオーケストラ生演奏によるBGMは相変わらずの仕事っぷりで、金管楽器が少し大げさには感じたけれど、このBGMがあるだけで世界がとても華やかな色彩を持つように見えて、作品の質もワンランク上がってる気がします。
途中の街ではオシャレなジャズになったり、戦闘系のBGMはロック調で、トドメを刺すシーンはサクラ大戦を彷彿とさせる爽快感がありました。
生演奏ってほんと重要。

イベントシーンは3Dでなくアメコミチックな2D描画になりますが、コントローラーを傾けると側面が少し見えて重ね絵になっていることが分かります。
どうでもいいですが、こういう小ネタもわりと重要。

全体のボリュームも少なめだったので付属のダウンロードコンテンツも遊び、プラチナトロフィーもしっかりと回収しておきました。

蛇足ですがダウンロードコンテンツの軍事編について、街の火事を消化しながら敵を残滅するイベントが火消しのタンクに限りがあるので苦戦しつつも何とかクリアできましたが、このイベントだけはアクション性関係なく不親切さが特別に際立った難しいイベントでした。
その後Wikiで調べるとフリープレイ配信した頃のコメントでボロクソ言われてて、やっぱり難しかったんだと実感しました。
GRAVITY DAZE (グラビティデイズ) 神攻略wiki - コメント/軍隊編(後)
ここまで批判されると流石に同情してしまう。

まとめ

スピード感のある純粋なアクションゲームってそう言えば凄く久しぶりにプレイしたため、アクションも悪くないと思いました。

重力を操る独特の操作は慣れが必要ですが、緩急のある落下はプレイしたことのない感覚でしたし、街を見て回る散策目的で飛び回っても普通に面白いです。
よくよく考えたら元はVita版なのでPS4用に作られる次回作はもっと作り込まれるかもしれません。

しかし名作と言われど、全体的に短めなプロローグ的な内容であるので超オススメというわけではなさそう。
もう少し重力アクションに種類があれば戦闘とかも楽しいと思うので、ストーリーの補完も兼ねて次回作にバトンがつながれば良いなと思います。
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category: GRAVITY DAZE

tag: PS4_C.GravityDaze 
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