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ゾーク・ワン ( ZORK I )  

「あなたならガスタンクにでもほうれん草を持って行くんでしょうね」

アメリカのinfocom社が1980年にPC用ゲームとして発売したテキストアドベンチャー「ZORK」を日本向けにリメイクした作品。
テキストのみだったオリジナルにグラフィックやサウンドを付加、また文字入力も選択方式になっている。

【ジャンル】:テキストアドベンチャー
【プレイタイム】:5時間
【クリア】:クリア済
【難易度】:難しめ
【総合評価/おススメ度】:C

【映像】:D
【音楽】:B
【シナリオ】:D
【熱中度】:C
【オリジナリティ】:A

【コメント】:オリジナルZORKのイージーモード、でも難しい

ZORKとの出会い(オリジナルZORKの話)

それは突然現れた。
コールオブデューティ ブラックオプス(CODBO)をプレイしている最中、偶然にも拷問椅子から脱出できて歓喜した後、
椅子の背後にあった意味ありげなパソコンをいじると「ZORK」が始まった。

West of House
You are standing in an open field west of a white house, with a boarded front door.
There is a small mailbox here.

>_


今までPS3の超美麗映像から一転、ディスプレイには黒い背景にこのような白い文字が書かれているだけ。
効果音もグラフィックも、CODBOでの拷問部屋の静かな音楽が聞こえるだけで、それ以外は何もないです。
なんだよ、この英文とか思いつつ、カニ味噌程度の脳みそで訳すと


家の西
あなたは白い家の西のひらけた場所に立ってます、板の玄関もみえます。
ここに小さなメールボックスがあります。



「boaeded」というニュアンスが微妙に違うような気もするけどこんな感じです。
このテキスト以外何も用意されていない、そんな環境に立たされたならば自身の想像を働かせるしかありません。
家の西にいるんだと、今はそれだけ。
そこで気になるメールボックスを調べるために「examine mailbox」と入力すると
「The small mailbox is closed」と返事が返ってきます。
閉まっているなら開けるのが道理と考え「open mailbox」と答えると「Opening the small mailbox reveals a reaflet」と。
「reaflet」はチラシ、単語が分からないとやっぱり厳しい。
そのチラシはメールボックスの中だから「take leaflet」と入力することで初めて入手できます。
面倒なことこの上なし、でもそれがいい。
このチラシは「調べる」「読む」「捨てる」など、火があれば「焼く」ことも可能です。
とにかく可能な行為が多くて自由度が高くて、このチラシが将来何の役に立つのだろうか?(ちなみにあまり意味なかった)

ただテキストを読むだけでは本とまったく同じですが、選択肢によってその先の運命が変わってしまう、
ストーリーをゲーム的に操作できる部分があるのが緊張感あって楽しいです。
まあそれを言うならこの世にあるあらゆるゲームに当てはまるわけですが、テキストアドベンチャーはもちろん
すべてのアドベンチャーゲームでの先駆者である作品となるととても感慨深い。
"アドベンチャー"というジャンルも最初はグラフィックもなくサウンドもなかった、でも文字入力という情報を加えるだけで
選択肢が生まれストーリーが一層深くなり、これがアドベンチャーゲームと全ての基盤となった。
だからこれこそが真のアドベンチャーゲームだと言っても過言はないでしょう。


ちなみに「go to ○○」と好きな方角を入力すれば移動し、あることをすれば白い家の中に入れたり、
色々と探検することで森や渓谷や河や地下ダンジョンなどファンタジーな世界が姿をあらわします。
時には闇の中からグルーという怪物が現れたり、コウモリやトロルなどと対決することもあります。
そしてその先にはお宝が待っています。(お宝を集めるのがゲームの目的)
それは童話や小説を読む感覚には似てますが、やっぱりこれはアドベンチャーゲームであり
自分の力で冒険するのが一番楽しい。

ZORKはそんなファンタジーの詰まった、でもちょっぴり不気味な冒険の話。


CODBOのレビューでも書きましたが、Zorkは無料配布しているらしく
とりあえずMacOSXでのプレイできることを確認しました。(Windowsは未確認)
「Macでも往年のテキストアドベンチャーゲームを:Zoom: Chill Out Room」
http://chilloutroom.seesaa.net/article/120464517.html



本題(プレステ1版ZORKの話)

さて本題。
普段ならこんなにオリジナル版のことを追及したりはしないけど、今回はその必要がありました。
なぜならリメイクだという情報も知らずにこのゲームをプレイしたならば、クソゲーだと誤解しそうだからです。
このゲーム自体に理不尽な仕様が多くて、例えば文章から得られる情報(ヒント)が少なかったり
自分の思ってた動作をしてくれなかったり(魔法のボートを膨らませる)、結構困惑します。
あとゲーム自体の目的もよくわからず、最初のチラシ(リメイクでは手紙と書いてました)には
「キミはトロフィーケースにいくつお宝を入れられるだろうか?」というコメントのみで具体的なお宝数は分からないこと。
ここは説明書にはしっかり記載されてますが、これも最初は不安になると思う。
とくに重要アイテムを知らずに消費してしまうと取り返しがつかなくてクリアできなくなるのはかなり辛いです。
ロード&セーブで一歩ずつ進むのが当たり前の時代のゲームでしたから、仕方ないといえば仕方ないけど
やっぱり昔のゲームなんだなと、何も知らなければ批判しかねないです。
ここでリメイクだという事を知ればムカつく難易度でもどうにか納得できます。(許せるかは個人差あり)
知らないという事がこうも恐ろしいとは・・・事前調査は重要っと。

リメイクらしい良い点もあって、テキストはもちろん日本語化、
場所によって変わる背景やアイテムのアイコンなどビジュアルの追加、
環境に合わせた効果音や音楽の追加(音楽は古代祐三+川島基宏のタッグ!最初の家の音楽が好き)、
それに探索しやすいように地図を自動でマッピング、文字入力での行動は文字を選択する形式になりました。
文字選択とは、文章中の名詞+くっつきの文字(を、に、で、と)+いくつかの動詞から自由に組み合わせて
行動したい文章を作成するシステムです。
動詞はいくつか用意されているので、オリジナルのように辞書を片手にわざわざ動詞を調べる必要もなく、選ぶだけでいいです。
結構意味のない動詞も含まれていたりするので簡単とは一概には言えませんが
固有名詞によってすでに必要な動詞がいくつか表示されるので随分楽になりました。
というかビジュアルも音響も揃ってて、楽になるシステムまで用意されてて、もはやZORKではない別のゲームのような気が。
まるでオリジナルZORKが"超イージーモード"になって帰ってきたみたい。
これこそ、幅広い層に触れられるのでリメイクした意はあるのですが。
あの英語しか表示されない不気味だったZORKではないのが少し残念。

とか言いつつも、こちらのリメイク版の方が自分向きでプレイしやすいです。(そりゃ日本語だからな)
結果として雰囲気だの歴史的背景あるだの述べつつも、プレイしやすい方が正義なんじゃないかと、そう思うのです。

他のアドベンチャーゲームと比べても作文するシステムは斬新だったし、なかなかの難易度で手ごたえ十分で苦戦しました。


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