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カテゴリー「PS4レビュー」の記事一覧

バトルフィールド4  

「持ってけ、ファーストエイドだ!」

前作の世界を引き継ぎ、現代戦をモチーフにしたバトルフィールドシリーズ。
マルチプレイでは最大64人による大人数での戦場を楽しめる。

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【ジャンル】:FPS
【プレイタイム】:15時間+マルチ50時間くらい
【クリア】:クリア済
【難易度】:普通
【総合評価/おススメ度】:B

【映像】:A
【音楽】:C
【シナリオ】:D
【熱中度】:B
【オリジナリティ】:B

【コメント】:ジャンプマスターのスタンバイからのゴーゴーゴー好き

PS3版とPS4版の違い

様々なプラットフォームから発売されていますが、
最初は2014年秋頃にPS3パッケージ版を購入、ぼちぼちとマルチプレイを遊んでおりました。
良くも悪くもBFらしくリアルで難しい作品だなと思いながらこれはこれで楽しんで・・・

時は過ぎ。
2016年6月14日~6月21日にセールでBF4とBFHが432円で購入できるセールを実施していたため激安のタイミングで本作のPS4ダウンロード版を購入。
でも色々やりたいゲームはあるので購入後はプレイせず放置。

さらにしばらくして。
最近になって無性にBFシリーズをプレイしたくなり一気にPS3とPS4の両方をトロコンしたので、両方の違いを見ながらレビュー。


PS4版は当然画質が良いです。
特に人間の肌質がとても細やかでより実写的になっています。
ただPS3版も負けず劣らず細部はキレイだったりするのですが、如何せん背景のビルとか木々が突然パッと消滅したりすることが多いです。
PS3の描画能力が追いついていない、技術の限界を垣間見ることができるのでこれはこれで面白いものを見れます。

そしてPS4版は映像がヌルヌル動きます。
これは1秒間のフレーム数の違いによるもので、比較するとPS3版はコマ送りのように感じます。
特にPS3版では、走りながら台を乗り越えるアクションが、まるで台に吸い寄くようにカクカクっと登って、BF3の頃からぎこちない動きだなと思っていました。
それがPS4版ではスルッと乗り越えてくれるので、これを最初に見た時はおおっとちょっぴり感動しました。自分だけでしょうけど・・・

そしてこのPS4の処理能力の恩恵は映像部分だけでなく大人数プレイをも可能にします。
マルチプレイのプレイ人数がPS3版なら最大24人までだったのに対し、PS4版なら64人までが同時プレイできます。
戦争っていうくらいならこの人数の方が断然面白く、四方八方から攻撃されて大胆で派手な攻防が魅力的です。

加えてロード時間もPS4の方が短いです。
全く無しになるわけではもちろんないですが、比較しながら遊んでいると一人用のキャンペーンモードでステージ開始時に30秒ほどロードが入るところが15秒くらいに短縮されているような気がします。あくまで体感ですが。

あとPS3からPS4にオンラインデータ引き継ぎができます。
PS4版を始めるにあたって、また階級上げや武器解除が面倒だなと思ってたのですが、ゲーム開始時に一度だけ引き継ぐことができて、乗り換えを考えてたプレイヤーにとってこれは地味に嬉しい機能でした。

しかし私が初回プレイの時は何故か引き継ぎメッセージが出ず、そのまま最初の新兵から遊べてしまいました・・・
何故だろうとか思いながらも小一時間り遊んだ後に一旦リセットし、PS4のセーブデータを削除、もう一度ゲームを起動すると、今度は最初に引き継ぎメッセージが出てきました。
PSNかEAアカウントの同期の影響かと思われますが、PS4へ引き継ぎできないときは一度セーブデータを消して再起動が良いかもしれません。

ということで、PS4に乗り換えてもそのままの階級を継続してプレイできますので、PS4持ってるなら断然PS4版がオススメです。

余談ですが、PS3では「L1で構え、R1で攻撃」PS4では「L2で構え、R2で攻撃」の設定であるため、両方のプラットフォームをプレイすると手榴弾握ったまま待機の操作が全く上手くいかず、あらぬ方向にポイッしてしまうので操作感で結構混乱します笑

キャンペーン

脇役で前作のキャラが登場するなどのファンサービスはありますが、未プレイでもBF4単体の物語を楽しめます。
BF3が衝撃的な結末だったのに対し、本作はあっさりしているというか、正直薄味な印象。

金網の中で溺死する船員とか、シーンごとには印象に残るものもありましたが、物語全体を通すと「あれ、何の話だっけ?」となってしまいます。
ただし主人公率いるトゥームストーン部隊が様々な人種、バラバラの性格で、キャラクター同士の会話の中にそれぞれの特徴が表れたりして、読み進めるうちに愛着もわいてくるほどいいキャラしてます。

セリフについて、PS3版で英語吹き替え、PS4版で日本語吹き替えを遊んでみました。
英語吹き替えだとアイリッシュという仲間キャラの言葉遣いが非常に汚く、口開くたびにファッキンファッキン言ってて、何やこいつと思ってたのですが、日本語吹き替えだと表現がマイルドになっており、吹き替えによって全然別キャラに見えてくることが面白いと思いました。

あとは、ゲーム部分ではバグが多いのが非常に残念。
1周目は問題なかったのですが、道筋を理解して先へ先へ進みまくると、ローディングが追いつかず、進行不能のバグになりやすかったです。
上海のヘリポートでやられるとリスポーンしたときに画面が暗転したまま戻らないようなこともありました。
こうなったらミッションの最初からリスタートしかないので結構ストレス。
いくつかのバグはパッチ修正されたようですがまだまだバグは残っている模様。

マルチプレイ

CODのつもりで遊ぶと火傷するのは前作から知ってたのですが、やっぱり難しい!

コンクエストは人数も多くなったため、一発でも発砲すると周囲の敵が全員襲ってくる可能性があります。
よって大平原で一人で発砲することは死を意味します。
攻撃するなら、進行方向の限られる狭い通路や、仲間がたくさんいるときに限るなどよく考えて行動しないと辛いです。

あとやっぱりエイムが難しい、というよりフルオートがめちゃ弱い。
ちゃんとドットサイトの中心を捉えているのにフルオートはとにかく拡散するので、皆がタップ撃ちを推奨するのも、ちゃんと中心に弾が飛んでくれる撃ち方にほか無いからかもしれません。

あと戦車とヘリは全く使いこなせない。
これは自分自身の、プレイヤーの技量によるところだとは分かっているのですが・・・
敵は使いこなして強いし、破壊しても湧いて出て来るし。
もうこういうゲームだと割り切ってプレイしてますし、戦車やヘリにボコられるのはルーキーであれば誰もが体験するBFあるあるです。
工兵の稼働率がますます高くなります。

それとキャンペーンに続いてバグが多い。
突然フリーズするタイプで、対処法は本体の電源を落とすしかないため、ゲームデータが壊れないことを祈りつつ今のところは大きな被害は被っていません。
でもこれが続くとなるとちょっと怖い・・・

まとめ

味方の数が多いとあっさり勝てるほどに連携を求められるゲームなので野良プレイするには限界を感じざるを得ないです。
本腰入れてプレイするとしんどいですが、たまにプレイする分にはかなり面白いです。

せっかくダウンロード版を購入しましたし、私としては「FPSやりたいなー」と思った時の暇つぶしゲームとしての活躍を期待していましたが、バグだけは安心できないので、そういう意味でもたまにプレイするゲームに落ち着きそうです。

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Goat Simulator  

「スーパーでよく見かけるヤギ」

街にヤギが現れたらどうなるかを観察、そのヤギを自由に操作できる次世代ヤギシミュレーター。
物理エンジンを使った独特なヤギの動きや様々なおふざけ要素に注目。

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【ジャンル】:アクション
【プレイタイム】:5時間
【クリア】:クリア済
【難易度】:普通
【総合評価/おススメ度】:C

【映像】:C
【音楽】:C
【シナリオ】:-
【熱中度】:C
【オリジナリティ】:A

【コメント】:街の下水道に緑色の4人組が居座っているよ

感想

最初に見たのはまとめサイトに載ってた試作品動画だったと思いますが、関節ぐねぐねなヤギが非れもなく吹っ飛ばされたりと思いきや起き上がってオブジェクトを破壊しながら徘徊しているというショッキングな映像は、なんてバカげたゲームが現れたんだと思いました。
街にヤギを置くという企画もよく分からないですし、何故ヤギなのかもさっぱりですが、そのシュールさが何とも言えない興味を掻き立ててくれます。
1ヶ月間でゲームを仕上げるというテーマの中で作成されたゲームだったそうで、様々な支援により最終的に商品化まで登ってきた暴れ馬ならぬ暴れヤギな背景があります。

それがPS Plusのフリープレイ2017年1月配信ソフトとなったため手軽にプレイすることができました。

ヤギは、とくに首が柔軟なようで、壁にぶつかるだけで不気味な首の曲がり方をしてくれて、街にある様々な仕掛けに吹っ飛ばされると四肢が脱力したようなぐで~んな状態になり、基本的にはへんてこな動きをするヤギを捏ねくり回して遊ぶようなゲームです。
街には人間もチラホラいて、彼らも何故かグニャグニャしてくれるので、マップのギミックを使ったりチートのようなヤギの能力を利用したり、あえて車に轢かせたり、爆弾で炎上させたりブラックジョーク的な遊びもできます。

ヤギと言いつつも、実は首の長いヤギだったり、巨体で潮を吹くヤギだったり、スーパーでよく見かけるヤギだったりが隠しキャラとして使用できて、やっぱり訳の分からないユーモアある小ネタが満載でした。
海外ゲーム故に理解できてない時事ネタや小ネタもまだまだ沢山あったのではないかとも思ってます。

遊びの幅は結構ありますので、確かにこれはヤギシミュレーターなんだと思います。

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で、文章や動画のような形で見るとすごく面白そうなのですが、プレイする側に立ってみると全然見え方が変わってきます。
物理エンジンが良い意味でバグって不可思議な動きを見せてくれたりもしますが、様々なアクションを試行する必要があります。
ゲーム的にも確かにクエストなるゲームの目標があるけれども、大きなご褒美もなくいまいちモチベーションも上がらず、期待値が大きすぎるとすぐに飽きてしまいそうな印象を受けました。

ただ私は当然のようにトロフィーコンプしようと思っていましたので、それを目標とするだけで目的が明確になった分、遊びやすくなります。
ダウンロードコンテンツまではプレイしてないため総プレイ時間は短いですが、ヤギの観察も含めると意外とじっくり遊べるゲームなのではと思います。

物理エンジンで遊ぶようなゲームは探せば過去にも色々ありそうですが、そこそこ良いグラフィックで、さらにPCゲームでなくコンシューマーゲームと条件を絞ると、その数はドッと減ると思います。
その中でもCS機でも、手軽に遊べるように提供しているという点は、ライトユーザーに対して「こんなふざけたゲームもあるんだよ」という、開発のCoffee Stain Studios社だけでなくインディーズゲーム業界自体の良い宣伝効果があったんじゃないかと思います。

ダウンロードコンテンツでマップやオンラインを実装しつつも、ちゃっかり資金収集もしてるし商売モデルとしても隙きがない。

なんというおふざけが過ぎたゲームなんだ(褒め言葉)

category: Goat Simulator

tag: PS4_C.GoatSimulator 
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Everybody's Gone To The Rapture -幸福な消失-  

「1984年6月6日6時7分にセットされた 何を意味するのかはわからない」

人の姿が一切見られない渓谷の町を舞台に、光源を追いながら捜索するアドベンチャーゲーム。
1984年6月に起こる"世界の終わり"を科学者の視点を通じて描かれる。

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【ジャンル】:アドベンチャー
【プレイタイム】:5時間(+15時間プラチナ)
【クリア】:クリア済
【難易度】:簡単
【総合評価/おススメ度】:C

【映像】:A
【音楽】:B
【シナリオ】:D
【熱中度】:C
【オリジナリティ】:B

【コメント】:木の根っこがたまに浮き出ているのは黙っておこう

想像を裏切るようなゲーム

PSPlusにて2017年1月に配信されたフリープレイタイトル。

一人称のアドベンチャーゲームで、以前配信されていた「Datura」のような色々な風景を見て楽しむインタラクティブアートな側面もあれば、「Gone Home」のような何も分からない状態のプレイヤーをどんどん物語に引き込むような部分もある、この二つの足して割ったような感じな印象のゲームです。

スクリーンショットで分かる通り、人々が心に描くような綺麗な田舎町をそのまま映像化したような、非常にレベルが高いグラフィックです。
この田舎町を自由にあるけるのだからワクワクするよね。

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ところで「人々が消滅した町を探索する・・・」なんて聞くと、ディザスタームービーみたいなものを期待してしまうかもしれませんが、スリル満載なゲームではありません。

謎解きアドベンチャーとも違って、ストーリーを解き明かすための小道具は色々とありますが、知恵を絞って目的を達成するようなパズル性もありません。
とても自然豊かで静かな田舎町を本当に歩くだけのゲーム。

しかし大切なのは、その意味不明のまま歩いて行く中で、徐々に見つかるオブジェクトや資料、ナレーション等の会話によって、自分なりに目的や楽しみ方を見つけることです。
そこを能動的にプレイできるか、受動的になってしまうかで大きく評価が分かれる作品だと思っています。

自分も序盤の不思議な現象たちについて考えながらプレイしていたので、それを紐解きながら歩き回るのはちょっぴりワクワクしていました。

町に人がいない原因は病気によるもの?それはオカルト?科学で証明できる?

しかし、光源が魅せる過去の人々の生活模様からうかがえる哀愁漂う悲しみのストーリーにいつの間にか取り囲まれて、最終日に何が起きたのか知った時、そのストーリーと人々の消失の原因がピタッと当てはまって、成る程と思わせる面白い演出を見ることができました。
この展開の作りは良い意味で予想を裏切られたと思っています。

ただ待てよ?
人々の消失の原因が"それ"ならば、何で町はキレイに残されているのか、そもそも光の正体は何なのか・・・
その辺りを上手く整理しきれず、上手いこと雰囲気だけに惑わされて、最終的なオチはぼやけてしまってることに今更気づいて、やはりそれも裏切られていました。

個人的には微妙なゲームだと言わざるを得ません。
しかしいくつかのレビューサイトでは面白いと評価されている記事を見かけたことから、まず、このゲームをプレイする前に色々と期待は取っ払う必要があったんじゃないかなと思っています。
頭空っぽの方が夢詰め込めるとか誰かが言ってたような。関係ないか・・・

今回のこのゲームをプレイして、海外では激しいアクションを要求しないメッセージ性を持たせたウォークスルー系のアドベンチャーゲームが1つのジャンルとして広く蔓延していることを知ることができました。
日本ではマイナーなジャンルではありますが彼らは本当にこの手のジャンルが好きなんだと核心しました。
インディーズゲームをプレイすると必ず出くわすジャンルとなってきてる今日この頃ですし、映像についてはインディーズではかなりレベルが高いため、そういうジャンルのカテゴリの中の一本としてこの作品を数えても良いかもしれません。

category: Everybody's Gone To The Rapture -幸福な消失-

tag: PS4_C.EverybodysGoneToTheRapture幸福な消失 
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GRAVITY DAZE 重力的眩暈:上層への帰還において、彼女の内宇宙に生じた摂動  

「少女は、空に落ちる」

重力を自在に操りオープンワールドの街を飛び回る重力アクションアドベンチャー。
Vita版よりもさらに高画質化し、携帯機では困難だった細かな操作性を実現している。

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【ジャンル】:アクションアドベンチャー
【プレイタイム】:20時間
【クリア】:クリア済
【難易度】:普通
【総合評価/おススメ度】:C

【映像】:C
【音楽】:A
【シナリオ】:C
【熱中度】:C
【オリジナリティ】:B

【コメント】:なお通行人はキトゥン様のおもちゃになるもよう

重力アクション

PS Plusのフリープレイで2016年9月に配信。
いつか買おうと迷ってた名作も平気でフリープレイに落ちてくるので、下手に過去作品を購入できなくなってきた・・・
結局プレイするタイミングは遅くなったけれども何とかクリアしたので感想。

まずは重力アクションについて。
主人公の見ている方向に重力を発生させ、その地点に向かって落下することで移動します。
遠くにある置物や建物の壁はもちろん、何もない空に向かっても"落下"することができますし、また空中で無重力状態になることでそれが一時停止の役割を果たし、好きなタイミングで方向転換し、再度重力を発生させて自由に行き来することができます。

重力アクションと聞くと難しそうなイメージを抱いていたのですが、率直な感想としてはフワフワと空を飛ぶイメージに近いのかなと思います。
一応重力を操れる時間に相当する重力ゲージを持っていますが、ゲージがゼロになっても3秒ほどで全回復するため、ゲージがなくなる直前に真上の方向に移動すれば落下する間にあっという間に全回復して実質無限に飛ぶことができます。
(常にゲージと相談するようなストレスが溜まるゲームよりかは確かにマシな配慮ですが)

最初こそ操作に慣れが必要ですが、慣れると重力で空を飛んでいる方が速く、スピード感もあります。
街の建築物も形や配置方法がバラバラなため、レンガ造りの街はまるで迷路のようです。
さすがに建物の中までは入れませんでしたが、巨大な都市は地盤ごと丸々浮いており(!?)、その裏にはスチームパンク的なパイプや鉄骨が張り巡らされた不思議な街は外観を見ながら散策するだけでもなかなか面白いです。
おまけに能力強化のポイントになるアイテムが取っても取り切れないほどの数が配置されているので、ゲーム的なメリットもあり一石二鳥です。
オープンワールドの移動というものは一般的に退屈になりがちですが、寄り道させることで紛らわすことのできる手法は素晴らしいなと思いました。

重力嵐から発生した黒い魔物ネヴィとの戦闘では、重力を駆使したアクションで倒していきます。
地上での戦闘は連続キックも使えますが、敵に向かって重力で移動してお見舞いする重力キックがメインウエポンになり、というかこれがヒット&アウェイを兼ね備えてとても強力なため高頻度で使ってしまいがちで、戦闘は単純になりがちでした。
全ての敵は弱点部分の光り輝く核?を持っており、その核を破壊すれば倒すことができます。
ザコやボスを問わず種類によって弱点が設定されていますが、どれも重力キックで破壊することが前提のものばかり。
確かに攻撃手段は幾つかありますが、物投げはオブジェクトが配置されていないとできないですし、強力な3種類の必殺技は使用回数に制限があるとかで、もうちょっとこの制限を取っ払っても良かったのではと思います。

重力の世界

ストーリーは街で困っている人を助けながら、世界に渦巻く問題を解決し、重力姫キトゥンの記憶を取り戻すことで話が進んでいきますが、残念なことに根本的な解決はせず、中途半端なところでエンディングを迎えてしまいます。
それは恐らく2017年発売の次回作につながるのだろうと予想できます。(ダウンロードコンテンツはただのサイドストーリー)

こういう物語が完結しない作品はあまり好ましくないですが、今回に限っては苛立ちは特にありませんでした。

というのも出会うキャラクター達が抱えている問題を解決することで、どんな人々が暮らしているのか、どんな世界なのか、敵とは一体何者なのかを紐解いていき、個人的にはこの作品は第一作目にしてプロローグ的な扱いなのかなと思っています。

主人公のキトゥンは記憶喪失という設定なので、良い意味でも悪い意味でも無知な普通の女の子として描かれており、プレイヤーと同じ視点で読み進めることができます。
とくにカッコ書きで記載されるキトゥンの心情が非常に現代っ子な表現で読み進めやすいです。

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↑重力姫のファン。気持ち悪い!

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↑別世界に通ずる道を持つ神様。
この部分だけ切り取ると危ない図ですが、プレイ中は普通のシーンだったり。
何故か変態気質なキャラ多いなあ・・・

物語の真相はいくつか明らかになっていませんが、周りの個性豊かなキャラクターに振り回されながら物語が進んでいくことでキャラクターの掘り下げとしては成功しているのかと思います。
あとはこれらの設定をどう引き継ぐのかが課題となるでしょう。

細々した話

田中公平氏によるオーケストラ生演奏によるBGMは相変わらずの仕事っぷりで、金管楽器が少し大げさには感じたけれど、このBGMがあるだけで世界がとても華やかな色彩を持つように見えて、作品の質もワンランク上がってる気がします。
途中の街ではオシャレなジャズになったり、戦闘系のBGMはロック調で、トドメを刺すシーンはサクラ大戦を彷彿とさせる爽快感がありました。
生演奏ってほんと重要。

イベントシーンは3Dでなくアメコミチックな2D描画になりますが、コントローラーを傾けると側面が少し見えて重ね絵になっていることが分かります。
どうでもいいですが、こういう小ネタもわりと重要。

全体のボリュームも少なめだったので付属のダウンロードコンテンツも遊び、プラチナトロフィーもしっかりと回収しておきました。

蛇足ですがダウンロードコンテンツの軍事編について、街の火事を消化しながら敵を残滅するイベントが火消しのタンクに限りがあるので苦戦しつつも何とかクリアできましたが、このイベントだけはアクション性関係なく不親切さが特別に際立った難しいイベントでした。
その後Wikiで調べるとフリープレイ配信した頃のコメントでボロクソ言われてて、やっぱり難しかったんだと実感しました。
GRAVITY DAZE (グラビティデイズ) 神攻略wiki - コメント/軍隊編(後)
ここまで批判されると流石に同情してしまう。

まとめ

スピード感のある純粋なアクションゲームってそう言えば凄く久しぶりにプレイしたため、アクションも悪くないと思いました。

重力を操る独特の操作は慣れが必要ですが、緩急のある落下はプレイしたことのない感覚でしたし、街を見て回る散策目的で飛び回っても普通に面白いです。
よくよく考えたら元はVita版なのでPS4用に作られる次回作はもっと作り込まれるかもしれません。

しかし名作と言われど、全体的に短めなプロローグ的な内容であるので超オススメというわけではなさそう。
もう少し重力アクションに種類があれば戦闘とかも楽しいと思うので、ストーリーの補完も兼ねて次回作にバトンがつながれば良いなと思います。

category: GRAVITY DAZE

tag: PS4_C.GravityDaze 
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Gone Home Console Edition  

「またいつか会えるから。だから心配しないで。愛してる。―サム」

一年間の旅行を経て家に帰ると、家族の姿は無く、もぬけの殻だった。
家に散乱した物やメモ等の情報から家族の失踪原因を調査する3Dアドベンチャー。

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【ジャンル】:アドベンチャー
【プレイタイム】:2時間+3時間
【クリア】:クリア済
【難易度】:簡単
【総合評価/おススメ度】:C

【映像】:B
【音楽】:C
【シナリオ】:D
【熱中度】:C
【オリジナリティ】:A

【コメント】:サムって名前だと男だと勘違いするよね

ホラー?

PS Plusの2016年11月フリープレイ作品。

海外では複数の賞を獲得するほど高い評価を得たインディーズゲーム。
バイオショックの主要クリエイターが開発に参加したとされています。(私はプレイしたことが無いのでイマイチピンときてませんが)
PCで展開されたゲームでしたが、それがコンシューマーゲーム機にやってきた!っていうことで国内でも一部で歓声があがっていたので、気になってプレイ。

舞台が誰も居ない暗がりの豪邸なので、ウイルス感染したモンスターの群れが急に現れて愛銃のコルトパイソンをぶちかますような展開がフラッシュバックされましたが、別にモンスターも愛銃も全く登場しません。
恐怖や興奮はなく、むしろノスタルジックを感じるようなアドベンチャーゲームです。
非常にまったりした時間が流れます。

豪邸内の浴室のバスタブに血痕らしきものを見かけた?
ちゃんとよく調べてみましょう。
ホラーゲームでないですが、この暗めな雰囲気を十分に味わうのであれば夜間にプレイするとよりムードが高まります。

ノベルゲーム

ジャンルは一人称視点の探索型アドベンチャーゲーム、とはいっても難しいアクション操作が要求されることはなく、それに難しい推理や謎解きの要素はありませんので、物やメモをポチポチ拾っていって読み進める簡単なゲームです。

「家族の失踪を探す」ことが最初の目的ではありますが、意味のないテキストメモなんかもいくつかあるので、最初プレイしたばかりの頃は退屈に感じるかもしれません。
しかしあるタイミングから、メモや手紙のテキストから家族の生活模様が見えてきて、それを読み進めて物語の核心へ導かれる、一種のノベルゲームだということが分かります。
表面上はアドベンチャーゲーム、中身はノベルゲームという、結構面白いアプローチの仕方をするゲームだなと思いました。
謎解きゲームやホラーゲームを期待するとしっぺ返しくらいます。

シナリオについて、面白いかどうかは意見が分かれると思います。
個人的には凄く微妙でした。
というのも、プレイするうちに「登場人物たちの心情を読み解く」というメインテーマが見えてくるわけですが、家族、特に主人公の妹に共感できるかどうかによって面白さが左右されます。

妹は学生で、将来の進路と恋に悩まされているアメリカのティーンエイジャーな思想が反映されています。
向こうのあるあるネタみたいなものを練り込んでくるので、海外で評価が高いのも何となく頷けますが、日本向けの趣向かと言われると微妙。
結局のところネタバレ→「妹の同性愛」に全く共感できなかったので個人的にはこのシナリオは駄目でした。
事実が徐々に判明していくテンポの良さは評価できますが・・・残念。

舞台裏

クリア後は恒例のトロフィー回収に勤しみますが、周回プレイが意外と楽しめました。
というのも、タイムアタックやコメンタリー、隠しアイテムなど、ゲームの裏側を色々と知ることができます。

シナリオを完全に無視したタイムアタックでは、何と1分以内にクリアできてしまうガバガバなアクションゲームに変貌します。
でもそのルートを本編中ではうまく隠し通せることに驚きでした。

コメンタリーでは、ゲーム本編になぞって開発スタッフのボイスで色んな開発秘話を聞くことができます。
ドアの仕組みやバグだったり、オブジェクトの種類や置き方など、プレイ中には気づかなかった細部までこだわって作られていることを知ることができます。
シナリオについても色々と言及されており、開発者の一人がシナリオの出来について語りつつも涙声になって感傷に浸るので、やっぱりツボにハマる人もいるんだなと思えましたし、個人的には合わなくても一概に悪いシナリオだとは言えなくなります。
でもやっぱり、ライターには申し訳ないですが本編のシナリオよりもコメンタリー聞いてる方が面白かったです。
ちなみにサスペンダーのおっさんが写った雑誌の話がどうでもいい話すぎて笑えました。

まとめ

シナリオには残念なところがありましたが、ゲームの作りの部分に関しては、3Dアドベンチャーかと思えば、実際はノベルゲームだったり、ボイスを差し替えれば別シナリオ(コメンタリーのみですが)になったり、タイムアタックでアクションゲームに変貌するところだったり、今回はテンポの良さの観点から除外されている推理や謎解きが入ればまた別のゲームにも成り得ますし、インディーズらしい風変わりなゲームでした。
ゲームの作りについて色々と考えさせられる、という点では面白いゲームだなと思いました。

category: Gone Home Console Edition

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