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カテゴリー「PS3レビュー」の記事一覧

DATURA  

「人生の道の途中で気がつけば道をはずれ暗い森に迷い込んでいた」

迷路のような森を歩き、不思議な体験をするアドベンチャーゲーム
ゲーム”と“インタラクティブアート”の間にある、全く新しいエンタテインメントへの扉が開く

2016年10月29日(Sat)15時14分17秒2016年10月29日(Sat)15時32分21秒
2016年10月29日(Sat)15時57分38秒2016年10月29日(Sat)16時02分26秒

【ジャンル】:アドベンチャー
【プレイタイム】:2時間
【クリア】:クリア済
【難易度】:やさしい
【総合評価/おススメ度】:D

【映像】:C
【音楽】:C
【シナリオ】:D
【熱中度】:D
【オリジナリティ】:B

【コメント】:猟銃のおじさん怖い

イミフゲー

2016年10月のPSPlusのフリープレイ作品。
白い霧につつまれた枯れ木の多い謎の森の中をひたすら徘徊するということで、これからの寒い時期にピッタリなチョイスだと思います。

ゲームというよりもアートのようで、様々に変化するその森の風景を見て、不思議な体験を感じる、まさに鑑賞して楽しむような性質があります。
ゲーム内でも人が登場しますが、PS3にしてはのっぺりしてるし、蛇口から流れる水滴はスライム状だし・・・
注視しなければ幻想的な風景は確かに綺麗ですけれど、よくよくじっくり見るとグラフィックがPS2並・・・?
魅せる系の作品であればグラフィックにもこだわりが欲しかったかなと思います。
ひょっとするとPS Moveや3Dに対応させるためにわざと画質を落とさざるを得なかった?という予測もできます。

2016年10月29日(Sat)16時02分47秒2016年10月29日(Sat)16時01分38秒

ゲーム内でアクションを起こすときにたびたび登場する自分の手首、断面が見えてるし最初はグロテクスに思えましたが、プレイしていると不思議と慣れるもので・・・
その手のアクションの操作がいろいろと複雑です。
ボタン一つではアクションできず、扉を開けるときは、注目するのにボタンを一回押し、右スティックで手首をドアノブに移動させてボタンを一回押し、モーションセンサーを利用してコントローラー自体を右回転させてやっと扉を開くアクションができます。

ヘビーレイン」のように身体を使ってアクションを体験できますが、同時に操作性のストレスも発生してしまいます。
とくにバールでバリケードをこじ開けるシーンは今作最大難所で、上から順番に引剥さず、真ん中から剥がそうとすると、全くバールの先に引っかかってくれず悪戦苦闘してしまいました。

それとプレイヤーの移動速度が遅めなのはまだ許せるとして、木の幹がつっかえて移動が止まったりするのはさすがにストレスが溜まります。
また登れそうな坂道があっても侵入不可能であるなど視覚的にも不親切です。
マップもあるけど、全体図だけで道を示す点ではあまり活用できません。

体験による没入感と、操作の快適性のどちらを優先すべきか。
今回に関しては快適性を優先した方がよかったのかもしれません。


ストーリーは多くは語られず、謎ばかりを残して終えます。
とはいえ各所でヒントはあるので、色々と考察できるところはあります。
序盤の救急車の中が現実で、森の中は夢の中、その中で体験する鮮明な風景は過去の記憶になっていると思います。
そして過去の体験にはそれぞれ番号が割り振られてて、それらの番号は時代の順番になっているかも?
ちなみにマルチエンドらしく、過去で人を助けるか見捨てるかで、最後の病棟の廊下の風景や鏡に姿が映るか映らないか決まるみたいです。
で、結局何の話だったかはやっぱり不明で、そこに多くの批判も見られます。

まとめ

意味不明なストーリーに加えて操作性が悪いこともあってストレスが溜まり、アーティスティックな部分以外はあまり褒められません。
PS1時代にこんな感じのゲームあったよなーと他の方のレビューを漁っていたら
「現代版Dの食卓
という表現をされているところもありました。すごく共感してしまいましたw

それと現代版という点では、実はPS Moveや3D対応のための試作ゲームではないかとも思っています。
だからそれらの環境を揃えないと正当な遊び方ではないような気もしています。

どうせ一周しても1時間でクリアできますし、体験版だと思って遊ぶのが吉です。
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category: DATURA

tag: PS3_D.DATURA 
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ぼくのなつやすみ3 -北国篇- 小さなボクの大草原  

「したっけバイビー」
北海道の小さな町に住むおじの家で夏休みの1ヶ月間を過ごしていくアドベンチャーゲーム。
大草原で形成された放牧地で、自由気ままな夏休みを満喫する。

2016年07月10日(Sun)09時08分39秒2016年07月10日(Sun)12時52分40秒
2016年07月10日(Sun)08時51分33秒2016年07月10日(Sun)09時00分27秒


【ジャンル】:アドベンチャー
【プレイタイム】:15時間
【クリア】:クリア済
【難易度】:やさしい
【総合評価/おススメ度】:C

【映像】:A
【音楽】:B
【シナリオ】:C
【熱中度】:D
【オリジナリティ】:B

【コメント】:小学4年生であの絵日記は幼くね?

夏休みだ!

ぼくなつシリーズはじっくり遊ぶのは今回が初めてで他シリーズと比較はあまりできませんが、里でもなく海でもない放牧地という新しい舞台ということで古参ユーザーも新鮮に遊べるのだとか。
あと左スティック操作が快適になったらしいです。前作とのつながりはダンカンだけです。

最近はどうも季節感というものを意識してゲームを選定してしまうため、
この夏にまさにピッタリのゲームを選択してしまいました。

大人になって働きに出てしまうと、連休はあれども1ヶ月もの連休なんて取れなくなる人が大半だと思うので、避暑地にのんびり過ごすなんてできない…みたいな考えであれば、ぼくなつで手軽に”夏休み気分”を満喫できます。

もちろん現代のちびっ子も家内遊びばかりで、外で遊ぶことに抵抗があっても、このゲームで夏休みの一例を体験できるのではなかろうか。
せっかく自然に触れるなら肌で直接感じるのが一番良いのはもちろんだけど、気軽に始めれるのはとてもいい。

7月に入って各地でもクソ暑くなってきた中、クーラーをガンガンに効かせた自室の中で、気温を気にすることなく快適に夏休み気分を満喫できるぼくなつシリーズはまさに現代の夏休みの過ごし方の一つだと思います(クズ)

雰囲気ゲー

個人的には、夏の雰囲気を楽しめればそれでいいと思ってたので、このゲームを選択して適切でした。

2016年07月10日(Sun)12時51分27秒2016年07月10日(Sun)12時49分35秒
2016年07月10日(Sun)08時59分13秒2016年07月10日(Sun)08時58分31秒

これこれ。
まあ風景の綺麗なこと。
見たこと無いはずなのに、すごく懐かしい気持ちになれます。
ある程度進めると色んなところに探検できるので、ゲームスタート時のワクワク感はなかなかでした。

背景は下手に3DCGで攻めることなく一枚絵で描かれ暖かみを感じます。
マップを移動するたびに紙芝居のように切り替えられるところが凄くいいです。
最近ならオープンワールドで再現してしまいがちで草すべりが最たる例ですが、全編が草すべりのような3Dマップでなく、こういう一枚絵方式の方が有利に働くケースもあるんだと思いました。

映像以外に音もこだわりがあるみたいで、BGMはイベントのみ、あとは自然音(しかも実音を収録)で構成されています。
真昼にはセミがシャンシャン鳴き、夕方涼しくなるとカナカナと鳴き声に変化があるなど、耳を澄ますと色々な発見ができます。
夜になるとコオロギや鈴虫が鳴き始め、「鈴虫は夏の虫なんだわ」という北海道あるあるを交えて風土を楽しむことができます。

2016年07月10日(Sun)09時02分18秒2016年07月10日(Sun)09時01分39秒
2016年07月10日(Sun)08時59分55秒2016年07月10日(Sun)13時43分12秒

友達や親戚家族との会話も妙にリアルで、主人公のボクくんが程よく子どもの考えであり、友達とは子ども同士の共通認識があって言葉足らずでも通じたりします。
逆におじさんおばさんとは話が食い違ってて大人側が妥協してしまうとか、ささいな会話だけでも聞いてて飽きません。

個人的には以下の会話が好きです。
バリカンを知らないボクくん「あ、宇宙怪獣の両手についているやつだ」
じいちゃ「それは、バルタンじゃねーかな」


そして8月の一ヶ月間を過ごすと実家に帰るエンディングを迎えますが、ドラマチックな別れがあるわけでなく、別れて寂しいねと挨拶回りで言われながら淡々と時が過ぎてゆく、邦画のようなノリの演出もわりと好きです。
ここで過剰に泣かれたり、臭いセリフなんて聞こえたら台無しで、それはドラマでやるべきことなわけで、シミュレーションツールとしては押し付けがましい演出の嵐に巻き込まれることなくて正解だと思いました。

こういった風景や演出の中で、初夏から残暑まで万遍なく雰囲気を楽しめてかなり満足です。

ゲーム的な話

すごく冷めた視点から見ると、言わばこのゲームのメインとなるコンテンツは、アイテム収集および虫相撲です。
今回に限っては私は雰囲気を楽しむだけで、ゲーム性は求めていないので割りと満足していますが、どこまでクリアできるかーみたいな張り合いを求め始めると、あまりオススメできるゲームではないと思います。

フラグ立てが曖昧で、子牛に牛乳を飲ませても飲ませなくてもイベントに影響はないらしく、鶏のタマゴを拾って朝ごはんにするとか、緑ちゃんに黙って服を借りるとか、調べて見る限りでは無駄なアクションが実は結構あるみたいでした。
そういう無駄なアクションを楽しめないと、このゲームは結構しんどいかもしれません。

虫相撲についても、いかに強い虫をドロップするかにかかっており、弱い虫との戦績を積む努力部分が軽視されているのが少し残念です。
アオカナブンの踏んづけでのし上がったのにキングレベルが全く勝てない…なんてことも。

フラグを立てると探索エリアがどんどん増える探検的な楽しさはあったので、さらに色んな民家に入ったり国道外の街に行けたり、マップをもっと充実させると色んな風景が増えて面白かったかなと思います。
本ゲームの全体マップはちょっぴり狭いので全部回ったらアイテム収集と虫相撲だけになるのが残念でした。

もしトロフィー機能があったら作業感半端なくなるので、本当に助かった。



とりあえず一周クリアしましたが、一つだけやり残したことがあります。

虫あみにより昆虫採集ができない…?

釣り竿は拾ったあとに水辺に行けば、アイコンのナビで親切に教えてくれるので操作はすぐに分かりました。
虫あみについてはどこにも落ちていないしヒントも無いとかどうなっているのか…

実はR1ボタンで虫あみを装備できるらしいです、しかも初期装備なので拾う必要なし。
ゲーム内にチュートリアルもなかったので全く気が付きませんでしたが、説明書をじっくり読むとそんなことが書いてあって愕然としました。

辛うじて木からはクワガタを捕まえれたのですが、アゲハ蝶もオニヤンマもホタルも総スルーという無能っぷり。
そういうプレイスタイルが許されるとはいえ、なんつーか本当に残念な夏休みの過ごし方でした。

思い出の1ページ

あっちこっち探検してワクワクしたり、虫あみ使えずがっかりしたり、プレイヤーによって楽しみ方が異なるゲームな気がするので一概にオススメはしません。
個人的には多忙な日々に癒やしを求めるため、夏休みの雰囲気を楽しむことのできる良いシミュレーションツールだと思いました。

あとオマケ画像。

2016年07月10日(Sun)09時04分09秒
↑ボクくん不潔…

2016年07月10日(Sun)12時50分48秒
↑牛乳絞るときに、牛がスーッとスライドする表現はなんとかならんかったのか・・・
歩行させるとかできるだろうに。

2016年07月10日(Sun)08時52分16秒
なにわろとんねん

category: ぼくのなつやすみ3 -北国篇- 小さなボクの大草原

tag: PS3_C.ぼくのなつやすみ3-北国篇-小さなボクの大草原 
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ホワイトアルバム-綴られる冬の想い出-  

「それは、冬の訪れとともに始まる物語―。」

冬の街を舞台に切ないラブストーリーを描くテキストアドベンチャー。
PC版のリメイク作品で、モーションポートレート技術によりキャラクターを滑らかに表現している。
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【ジャンル】:テキストアドベンチャー
【プレイタイム】:20時間+15時間
【クリア】:クリア済
【難易度】:やさしめ
【総合評価/おススメ度】:C

【映像】:B
【音楽】:S
【シナリオ】:C
【熱中度】:C
【オリジナリティ】:B

【コメント】:日本で一番有名なお笑い芸人の明石焼きサバって何?

冬にプレイしておきたい

気象庁によると、2015年は観測史上最も気温の高い年になったそうです。
世界の年平均気温は平年より0.4度高く、日本も平年より0.63度(同)高く、
統計開始の1898年以降で4番目に高いらしい。

個人的にも10月は暑いな~と半袖で過ごしていたのが、11月に入っていきなり寒くなって(実は平年並みらしい)こたつ布団に潜らないとやっていけないほど、冬の季節感を一気に感じました。
そんな時にふと「この時期にピッタリな冬のゲームやりたいな」と思い、このホワイトアルバムを手に取りました。
ゲームの世界と季節感を合わせるって事は意外と重要です。
偉い人にはそれがわからんのですよ。

続編のホワイトアルバム2のアニメ版を視聴済みだったため、このホワイトアルバムが浮気モノ作品だということは知っています。
男と女の三角関係が何とも胸が締め付けられる、まさに切ないストーリーだったと記憶しています。
2の方のゲーム版は高評価らしいのでそれをプレイすればよいのですが、ここではメインディッシュは後の楽しみに取っておいてあえてこの二番煎じ(?)の1作目をプレイして、士気を高めてみました。

オープニング

ゲーム起動時からドキドキが止まらない。

AQUAPLUSの社名ロゴのイントロからピアノ独奏でめちゃめちゃキレイで、ついうっとりしてしまい、しばらくすると自動的にOPムービーが始まって、冬にピッタリなアコースティックな主題歌に合わせて、これから攻略していくであろう女の子たちのグラフィックが次々と流れゆき、この先に待ち受けている切ないラブストーリーに期待が高まってふあああああああああ!!(?)ってテンションMAXになってました。


ただ冷静になって考えると、このOPムービーってゲーム中に登場するグラフィックをただ単純に垂れ流ししているだけ。
言い切るのは申し訳ないけど、別にそこまでレベルの高いわけでもないムービーですね・・・
ただし、このムービーこそが完全に自分の好みなんだろうなーとは感じています。
自己分析してみるとで心打たれた以下の二つの要因を挙げます。

①キャラ紹介系ムービー
様式として派手なアクションでも、過激なバイオレンスでも何でもいいです。キャラ紹介系はその様式の内の一つです。造語ですが。
昔のアニメでは一般的だったキャラ紹介系も、最近は古臭くてダサいんでしょうか、あまり見かけません。
テキストアドベンチャーである+浮気モノであることを前提として理解しているならば、単純明解なキャラクターを垂れ流すダイジェストがあるだけでも、ゲームに対しての期待感の効果は十分でしょう。
キャラクターが移りゆくシーンに目を奪われ、勝手に妄想してしまうし。
この、ゲームをプレイさせる前にワクワク感を引き立てることこそ重要だと思います。
さらにキャラが滑らかに動くモーションポートレートや、PS3の高画質により、非常に美しい仕上がりになっています。

②主題歌
アコースティックギターを中心としたウィンターソング。
冬の季節感を求めてたので、自分の期待していた曲そのものでした。
あとAメロの入りで、無音のところから「出会った時からもう~」の「出」の入り方がなんかツボ。
メロディーの緩急の付け方と歌手Suaraの透明感ある声が素晴らしいです。

この①と②が組み合わさることで初めて最高のムービーが完成するというわけです。
ちなみにこれと似たようなキャラ紹介系ムービーもあります。(本作と全く関連性のないドマイナーなゲームです)

浮気で表現したかったこと

ゲーム内容です。

主人公の藤井冬弥には既に森川由綺という現役アイドルの恋人がいるという珍しい導入で物語が始まります。
そこから些細な事をきっかけに、高校時代の友人から職場の仕事仲間まで、真実の愛を見つけ出す、あまり類を見ないタイプのギャルゲーです。
当時(1998年)でも珍しいと評されています。

ゲームシステムは、一日一回だけ任意で女の子に会いに行き、会話ポイントを貯めて、ある程度ポイント(裏持ちの好感度)が貯まったら特別イベントが発生するような仕組み。
11月~翌年2月までの4ヶ月間で、気に入った子に何度も会いに行けば基本的にその子の特別イベントが発生します。
必須の選択肢も少なめで、突き放すような選択肢さえ選ばなければ簡単にエンディングを見ることができます。(ただ自分は面倒なため攻略サイト見ながらやりました)
一周が大体5時間、流し読みであれば2時間ほどで、ちょっと短めですが短編集のようでテンポはちょうどいいです。

由綺は作中では冬弥に一途で、まさに理想像のような彼女です。
人の言うことをすぐに受け入れ、それ故からかわれて、アワアワする危なっかしさは少しあざい気がするけれども、その姿はとても健気です。
そして他人からも素直だと評価され、アイドルとしても逸材のとても良い子ちゃんです。

それにも関わらず、冬弥は流されるように別の女と親密になってしまいます。
それは職場で出会うアイドルやマネージャーであったり、高校時代からの幼馴染や先輩であったり、ロリな高校生も攻略対象です。
高スペックな彼女がいる立場でありながら「君のことが気になって仕方ないんだ」と所構わず全ての女の子に優しさを見せまくる彼はまさに糞野郎です。

「由綺がいるのに俺は・・・」とか「ああ由綺に会いたい・・・」とか、共感を誘うような戯言を口にする冬弥ですが、どれも自身の勝手な行動ばかりで"共感"なんて感情は全く沸きません。
糞野郎な主人公で正直つまんないと思ってましたが、目先の物事に流される哀れな人間がどのような結末を迎えるのか、多少なりとも気になる展開であるのが救いでした。

コメンタリー等文献が手元にないためシナリオの意図は分かりませんが、”浮気の過程”と”それによって引き起こる切ないラブストーリー”を見せたかったんだろうと思います。

求めている浮気モノ

あと個人的に残念なのが、いわゆる修羅場みたいな展開についての描写に物足りなさを感じました。
些細なことから好意を寄せられて簡単に愛人関係に発展するも、まあ女の子と普通に仲良くするだけっていう。
由綺は、感づいたところでも良い子ちゃん気質なので発狂することもなく声を荒げることもなく、簡単にフェードアウトして三角関係でガヤガヤしません。
(ただしこのフェードアウトにより由綺がどんどん遠い存在になってしまう表現の仕方は心苦しさを感じるのでGOOD)

それと彼女がいる状況について。この設定はすごく面白い。
しかしプロローグで"彼女がいる"という状況を淡々と語るだけで、プレイヤーの意識が根付く前に他の女の子と仲良くしてしまうため、浮気というよりもただ普通の交際をしているようにも受け取れてしまいます。
そのため一般的なギャルゲーをプレイしているのと大差ない印象を受けました。
プロローグで一通りの登場人物と出会うわけですが、あのシーンでもっと由綺を紹介して"彼女がいる"という状況を実感させた方が浮気っぽさが表現できたのになーと思います。

合わせて、由綺以外のルートでは、そもそも由綺にスポットが当たらないです。
他のギャルゲーでは当たり前のことではありますが、浮気がテーマなわけだから、由綺の描写を増やさないと修羅場は発生しないです。
自分の願望としては、ギスギスした関係が爆発して修羅場と化して、皆が感情むき出しに傷つき傷つけられる、そんな目も当てられない展開を期待していたんですが・・・
(それはそれで安っぽいドラマになるだけですかね・・・)
でもそれがあれば唯一無二の”切ないラブストーリー”になり得たかと思います。多分。

とにかく、「浮気→修羅場」という安直な展開を期待していた自分にとって残念な結果でした。

シナリオ外の会話

些細なことですが、会話内容に独特のセンスを感じます。
読む中で気になった事が、主人公の感情をカッコ書きで表現(面倒だな、みたいな)することは珍しいことではないですが、多用してて主人公のウザさが引き立ちます笑

他にも会話内容、特に緒方英二という美術・音楽・芸能のあらゆる才能を持つ超万能人間の会話は考えさせられるセリフが多いです。
マイノリティとかリベラルとかいかにもなカタカナ語を使いつつ露骨に知的さをアピール。
「偽物は本物よりも本物している」とかラノベの物語っぽい事も呟いていました。

会話の中からそういった性格が探せるようになっており、女の子たちも例外ではないです。
変な性癖を見つけたときはラッキーのような残念のような・・・
こういったシナリオ以外の様々なキャラクターの会話内容は本編よりも楽しめました。

おまけのやり込み要素として、会話コンプはメモを取っておかないと何周もプレイするハメになって死ねます。
さらにメモを取ったところで、突然フリーズするバグに遭遇すると、セーブしたところからやり直しなため最初は焦りました。
しかし目的地を選択する際に□ボタンの会話スキップを押さないように気をつければほぼ回避できるので、あと細めにセーブすれば絶対安全です。
そもそも会話条件が限定的なこともあってイベント出現させるだけで時間は結構かかりますが・・・まあプラチナとれたしいい思い出です。

まとめ

結局この話題に帰るわけで、BGMや主題歌が最高に良い!!これに尽きる!!

どのBGMもPC版の原曲を尊重して構成はそのままで、音源を新しくしたような編曲方法らしいです。(サントラのブックレットより)
それが90年代の古さが出ててかなり自分好みなBGM。

タイトルにもなっている「WHITE ALBUM」や緒方理奈の持ち曲「SOUND OF DESTINY」等の主題歌も、当時流行りだったR&Bやビーイング系の要素を忠実に再現しています。

PC版「WHITE ALBUM」


PS3版「WHITE ALBUM」


しかもオプションでBGM再生があるのが地味に嬉しい。
(コンフィグのBGM音量がやたら大きいですが、スタッフの主張でしょうか?)

そういった音楽に関するこだわりがヒシヒシと伝わってきて、自分的には音楽だけでかなり満足しました。
絵的にはキャラがぬるぬる動くモーションポートレートも自然な表現でよかったし、PC版やアニメ版とキャラデザインを比較しても、現代風に昇華されてて一番好き。

ともあれ、このゲームのおかげで冬の季節を満喫することができました。
シナリオ方面はWA2に期待することにします。(来年プレイ予定、遠いなー)

category: ホワイトアルバム-綴られる冬の想い出-

tag: PS3_C.ホワイトアルバム-綴られる冬の想い出- 
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カオスチャイルド  

「おっけい」

前作カオスヘッドの舞台設定を継承した科学アドベンチャーシリーズ。
ニュージェネレーションの狂気の再来と呼ばれる連続殺人事件の謎を解き明かす。
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【ジャンル】:テキストアドベンチャー
【プレイタイム】:30時間
【クリア】:クリア済
【難易度】:簡単
【総合評価/おススメ度】:B

【映像】:B
【音楽】:C
【シナリオ】:B
【熱中度】:B
【オリジナリティ】:B

【コメント】:「11番目のロールシャッハ」言いたいだけちゃうんかい

感想

前作プレイ済み。
前作の知識は必須ではないけれど、事前の知識あればそれだけ理解が早かったり、
より深く事象を考察できたりするから、プレイしていることに越したことはない感じ。
それってつまり必須じゃん・・・
前作の設定を踏まえた衝撃の展開もあるため、やっぱりこれはカオスヘッド2と呼ぶべき作品だと考えます。

このゲームの特徴は何といっても、単なる甘ったるいギャルゲーでなく、推理小説のようなミステリーや猟奇描写ありな刺激の要素を含むテキストアドベンチャー(+αでギャルゲー)であるところでしょう。

冒頭からとあるモブキャラが不可解な事件に巻き込まれ絶命するも、謎はしばらく明かされないまま、プレイヤーは不安だけを煽られる。
一方で主人公は学園生活サイドで舞台設定を把握しつつエンジョイ。
興味本位で連続殺人事件に首を突っ込むと、別の猟奇殺人事件に遭遇してしまい登場人物もプレイヤーも一気に緊張してしまう。
前作の流れを踏襲した緊張とリラックスのサイクルが実に素晴らしいです。

初めて遭遇してしまった事件「回転DEAD」はどういったトリックなんだ!とか、二回目に遭遇した事件「ごっつぁんデス」のような人間離れした芸当がどうやってできるんだとか、そもそも力士シールってなんだとか(あのシール、実際に街のあちこちに貼られた謎シールらしいです)リアルさがあって推理モノとして見るとすごくワクワクしてきます。


しかし前作の経験より罠に引っかかってはいけません。
リアルな推理モノとして読むと残念なオチが来ることは予期してたので心構えはしてたんですが、やっぱり今作もそういう展開でした。

簡単にいえば非リアルな異能モノです。
これのせいで現実から一気に突き放された非リアルが襲いかかり、
あのトリックやこのトリックも「不思議な能力でしたー」で片付けられるのがすごく勿体無い、勿体なさ過ぎる。
ガチの謎解きを期待すると肩透かしをくらいます。

途中でプレイをやめたという意見もネットで見かけましたが、このゲームの解答に対して"冷めた気持ち"が発生したからなんでしょうか。

しかし裏を返せば、異能ありき非リアルな推理モノと割り切れば結構面白いシナリオだとは思います。

各ヒロインたちが所有する特殊能力(震災の後遺症であるが)があることによって
普段とは異なる視点で物事を観察できたり、
誰の何の能力によってそうなったのか?と別次元の推理ができる、その余地はしっかり残されています。
物語に引き込まれるという意味では、能力有無の関係なく同様に存在します。

・・・ギャルゲーとしてはどうなんだろうか。
ノーマルエンド後の各ヒロインのルートは、物語全体としてはサブエピソード(ifルート?)的扱いなのでちょっとダレる感じではありました。
恋愛な描写は随分控えめ、それでもって悲しい結末がやたら多い印象です。
結論として変わり種のギャルゲーとして見るのが正解です。

ともあれ、真エンディングではあんな展開やこんな展開になるので最後までプレイする価値は十分にあります。
しっかり読み応えのある、物語の作りとしてはテキストアドベンチャーの見本となる作品だと思います。

ネタバレ多くなりそうなので「続きを読む」でクリア後のこと追記します。

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category: カオスチャイルド

tag: PS3_B.カオスチャイルド 
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オブリビオン ぶらり旅  


前回レビューしたデッドアイランドをプレイしてたら、同ジャンルである洋物RPGのオブリビオンを急にプレイしたくなったんで久しぶりにプレイ。
もちろんシロディールの勇者となったクリアデータを使用して再開。

2015年10月18日(Sun)19時20分08秒

このゲーム、夜空がかなりキレイ。
当時プレイしてた頃のようにクリアしなければならない使命感はなく、本当にぶらり歩くだけでも心に余裕があるのと無いのとでは感じ方が全く違います。

月のような衛星がやたら近く見えるのでここは地球ではない?と妄想を膨らまして、恐らくどこかの書物に天文学者がこの星のことを記しているんだろうなと、シロディールを満喫。


スキングラードという街でサブクエストを一つ受けました。
グラアシアという人物の依頼で、どうやら近隣住民がグラアシアに悪事を働こうとしているみたいで、何とか住民の調査をしてほしいという依頼。
依頼を快く承諾した矢先、とある衛兵から「あいつは危ないから何かあったら言ってくれ」と警告されます。
とりあえずまずは住民3人分の様子を一日中観察して来ました。

しかし、怪しいどころか、普通に畑仕事してご飯を食べて休憩して散歩してるだけで、主人公の方が怪しい・・・
おまけに住民たちの話によると、グラアシアは被害妄想に囚われたキ○ガイだと噂されて、グラアシアに警戒してるようでした。
視線を感じていた原因はグラアシアで間違いないですが、事を穏便に済ませるため、住民3人は何もしていないと正直に回答。

2015年10月18日(Sun)19時01分52秒

「お前が最初に死ね」という親切を仇で返すようなセリフを吐かれます。
正直に話したのに、ショック!

2015年10月18日(Sun)19時02分46秒

素手で殴られるも弱いので歩きながら衛兵にヘルプを頼み、ご自慢の剣でさくっと命を奪ってもらいました。
その後話しかけると、「遺体が見つかったらしい、カッとなってやられたに違いない」と当事者がまさかの他人事セリフ。
この街、キ○ガイしかいねえ!!

2015年10月18日(Sun)19時00分36秒

念のため装備品を全て剥いでおきます。
謎のセクシーポーズ。

グラアシアの家の鍵を入手して、彼の家の地下に行くと、これまでの彼の行動が書かれたメモを発見。
主人公も使い捨ての駒のような扱いだった模様。

2015年10月18日(Sun)19時17分52秒

後味悪いなこのクエスト・・・

category: オブリビオン

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