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ショコラ ~maid cafe "curio"~  

「今度こそ…しやわせになってね。ボクも、祈ってるよ…」

ねこにゃん&丸戸史明 with 企画屋の第2作目の恋愛アドベンチャー。
父親が経営するアンティーク喫茶"キュリオ"で代理店長を任せられる3ヶ月間、様々な経験を積むことになる。

2017年09月18日(Mon)20時30分00秒2017年09月18日(Mon)20時34分55秒
2017年09月18日(Mon)20時37分00秒2017年09月18日(Mon)20時32分47秒

【ジャンル】:テキストアドベンチャー
【プレイタイム】:15時間
【クリア】:クリア済
【難易度】:普通
【総合評価/おススメ度】:B

【映像】:B
【音楽】:B
【シナリオ】:B
【熱中度】:B
【オリジナリティ】:C

【コメント】:おまけCDの宮崎羽衣のやる気のなさよ

流行りのメイド喫茶

メイド喫茶を題材とした2004年発売のPCゲームをPS2に移植したゲームですが、「メイド喫茶」というワードが世間に浸透し始めたのも2004年くらいだったと記憶しています。

フリフリなメイドコスプレというもの自体はもっと昔からある文化ではありましたが、実際の喫茶店として表舞台に現れたのは2001年のキュアメイドカフェ(Cure maid cafe)が初出だと言われています。
ネーミングセンスからしてこのゲームのキュリオと呼ばれる店名の元ネタはこの店舗だと予想されます。

キュアメイドカフェが初出店を果たした後「秋葉原に凄いお店がある!」ということで、ネットの口コミだけでなく、各メディアに紹介が取り上げられて東京のメイド喫茶の店舗が急増し、オタク文化に縁のなかった幅広い年代にも「メイド喫茶」という言葉を浸透させてきました。
東京だけに留まらず、大阪や名古屋の地方都市にパラパラと開店し始めた頃がまさに2004年辺り。
このゲームがリリースしたのも2004年ということで旬な時期だったんじゃないかな。

功を奏した結果、ゲームと同じ店名のメイド喫茶「キュリオ」を実店舗としてオープンし、PCゲームとしても珍しい功績を残しています。

当たりハズレのある内容

メイド喫茶が題材ということで完全にメイド推しな作品かと思い込んでプレイしていましたが意外とそうでもなくて、メイドよりもアンティーク飲食店経営を軸に展開された、言ってしまえば割りと普通に恋愛ものでした。(俗に言うメイド喫茶と異なることにここでやっと気付く)

見た目だけであれば完全にメイド喫茶のそれで、シルエットを強調したフリルに華やかな色彩のエプロンドレス衣装の女の子がおもてなししてくれます。
が、喫茶店のキッチンではコック風エプロン衣装もあるし、仕事が終われば私服だし、全てが想像していたフリフリのエプロンドレスというわけではなさそうです。

シナリオに関してもメイドよりも喫茶店の方に話がスライドしている気がして、何だかメイド喫茶と恋愛アドベンチャーの相性は合わないんじゃないかと思いました。
メイド喫茶というジャンルに興味を惹かれてプレイしたが、あまりメイドっぽい要素がなかった・・・となる点はちょっとだけ注意です。


今回プレイしたPS2版ですが、プレイヤーの操作としては一日に約2回はフロアやキッチンを訪れて、その選択によってシナリオが分岐する流れになります。
原作PC版はある程度は店長室を訪れて仕事を消化しなければ強制ゲームオーバーになるシミュレーション要素もあったとかで、PS2ではその強制ゲームオーバーのイベントが撤廃されており、あまり意味を成さない店長室のみ名残として残されており、その背景はゲーム中は特に語られないため、謎なシステムだなと思ってプレイしてました。

全セリフがフルボイス、さらにPS2はデュアルボイスシステムによって、声優を原作PC版と新規録り下ろしPS2版で切り替えることができます。
が、普通にプレイする場合は当然片方しか聴かないため、片方だけあれば十分事足りるような無駄になりがちな機能です。
憎いことにキャラ個別で設定可能で、好きなタイミングでオプション画面を呼び出し変更可能なところが贅沢極まりない。
そして周回プレイをしない限りはまず聴けないし、聴かなければ聴かないで、何故か勿体無い損をした気分にさせられます。

ボイスについては個人的にはPC版のみで良かったんですが、おまけディスクの声優インタビューがPS2版で担当した方のみというところがさらに勿体無い。

このようにシステム面で若干粗が目立ちますが、粗いことが幸い?してテキストスキップは非常に快適でした。
1秒で10テキスト位ババっと飛ばしてくれるので、共通シナリオを読み飛ばせば1キャラが2時間程度で攻略できるところは非常に快適でした。
プレイ時間が短ければ良いというわけではないですが、こういう気軽にプレイできるテキストアドベンチャーを求めてたこともありいくらか満足しています。
このゲームのシステム的な良さは「快適さ」に尽きます。


肝心のシナリオについてですが、すでに職場で出会っているとか、学生時代の仲だとかで、出会いの馴れ初めは割りと省かれるケースが多く、その後の馴れ初めなシーンから物語が始まります。
喫茶店経営中心のシナリオと書きましたが、主人公の店長代理の立場がきっかけに恋愛が進んでいくという感じで非常にシンプルな展開で分かりやすいです。

シナリオについては裏話があり、ライターが逃亡したとかなんとかで制作チームにいざこざがあり、それが起因したのか、確かに唐突な展開になるシナリオがいくつかありました。
話によっては話に集中できず退屈してしまう場面もありました。
一方で面白いシナリオも半分ほどあるので、当たりハズレの大きい作品だという印象です。

ただその当たりシナリオというのが、このゲームの題材であるメイドに関係ないというところがすごく皮肉的。
作品コンセプトのメイド喫茶は客寄せのためで、普通に恋愛シナリオで勝負しようとしているように感じるのは気のせい・・・?


まとめ

パッと見はメイド喫茶のギャルゲーですが、メイド要素少なめな、喫茶店経営だという前情報を知るだけでもプレイ後の違和感は軽減されるかと思います。
恋愛物としては平均以上に面白いと思います。

あとパッケージ表紙は美里であることに注意。
この子、メインヒロインの風格あるけど罠です。


以下「続きを読む」よりネタバレありのキャラ別ルート感想。
-- 続きを読む --
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category: ショコラ ~maid cafe "curio"~

tag: PS2_B.ショコラ 
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スパイダーマン:ホームカミング & ベイビー・ドライバー  

観るつもりはなかったけど、付き合いの流れで観に行くことになった映画をレビュー。

20170924_spiderman.jpg
【スパイダーマン:ホームカミング】

スパイダーマンは何回も映画化されており、スパイダーマン、リメイクのアメイジング、そして今回が再リメイクのホームカミングとなります。
アメイジングは観たことがなかったので比較できませんが、初代スパイダーマンは大学生だったのに対して、ホームカミングは高校生という設定となっており、ピーター・パーカーのその若さゆえの無鉄砲さというか無邪気さがこれまでと違うなと思いました。
お調子者というところは、いい感じに原作の性格に近づいているのではないでしょうか。

仲間サイドとしてはマーベルシリーズのアイアンマンが多く登場して、というかヒーロー仕事の上司に当たる存在として語られるわけで、これはもうアベンジャーズ行き決定ですね・・・
本来ならあるべきのスパイダーマンのスーツを渡して・・・というくだりが本編で語られず、すでにアイアンマンのトニーに雇われている設定から本編が始まっています。
二時間弱ある映画でこれ以上語ると尺的に長過ぎてグダグダな予感だったので好判断です。
そういうのはアベンジャーズになってから回想でたっぷりやってください。
あとは友達の東洋系のまるっとした少年がなんだかパッとしないビジュアルに反してファインプレーを見せてくれるので妙に気になってしまいました。
この活躍ぶりだとアベンジャーズに招待されるんでしょうか笑

尺を削っているようには感じましたが、敵キャラにはじっくりとフォーカスしており、これまで悪役として登場の多かったグリーンゴブリンではない新キャラが登場します。
バックストーリーを語るためにオープニングを敵サイドから始まるところは特徴的です。
翼のスーツ、正直スパイダーマンよりもカッコいいです。

その翼スーツとスパイダーマンが対峙する客船が引き裂かれるところのクモ糸アクションは必見です。
真っ二つをクモ糸でくっつけただけで大丈夫なわけないだろうというツッコミはさておき、普通の2Dでも伝わる迫力は映画らしい映画を観たという気分にさせてくれました。

最近やたら多い数部作だから次回作に続く!という展開に呆れているところでしたが、エンディングは割りと綺麗に収束したため、単品でも十分に楽しめる作品で良かったです。

個人的には「大いなる力には、大いなる責任が伴う」大正義な初代スパイダーマンの方が好みでしたが、ホームカミングは暗い話を抜きにした別のアプローチで正義感に燃えるタイプを描いているので、こっちはこっちでありだと思いましたし今後に期待できます。

20170924_babydriver.jpg
【ベイビー・ドライバー】

一見何の変哲もない普通の青年(常に無口でイヤホンとサングラスしているので怪しいとも言えますが)通称ベイビーは実はどんな悪路であっても生還できる凄腕の運び屋。
たとえパトカーに追われるような状況であってもiPodから聞こえるミュージックと共にノリノリで仕事をこなしていくさまは超クールで天才的です。
仕事が終わったらまた次の仕事へ・・・という一つ一つ仕事をこなしていく展開はテンポが非常に良く、また単純明快でずっと見入ってしまいそうになるほど夢中にさせてくれます。
危険な仕事が多く、無口で無表情が多いベイビーですが、展開が進むにつれて彼のバックストーリーが見えてくるので、実は借金返済のための汚れ仕事だったとか、困っている人には親切にするとか、女の子と出会って普通に恋をするとか、むしろ理想的なヒーロー像に次第に構成されていく展開が非常に面白いと思いました。

仕事のシーンで時には銃撃戦などにも発展し、ベイビーの聴いている音楽に合わせて発砲するなど、非現実的だけどミュージックビデオのような映像を見せてくれるのもこの作品の特徴です。
実はこの作品の監督はミュージックビデオ制作の経験もあり、今回の映画にその構想を当てはめることに挑戦したとされています。
なので映画として見れる一方でアクションシーンは半分はPVのように気軽に見れるところも心地良いと感じれる由縁かもしれません。
DVD・BD化されたら一本持っておきたいくらいのレベルです。

そして先行で発売されているサウンドトラックはとても高く評価され、とくに海外で非常に注目を集めているんだとか。
私は一回しか観ていない、映像の方に集中していたこともあって、カッコいい洋楽が流れてたなーという印象くらいですがCDとして聞くことができれば印象が変わるかもしれません。

観た後はとても興奮して最高傑作だった!という気分にさせてくれたのですが、帰ってから冷静に考えてみると結構お粗末な展開やご都合主義な展開があった気もします。
しかしそれを含めても、テンポの良い展開、良質な音楽、超カッコいいカーアクションと見どころ満載の素晴らしい映画に出会えたと思いました。

一緒に観た友人は、車も相当いいものらしくカースタントもCG無しとか役者実演とか、こだわりが色々とあるんだとか教えてくれました。
そして「バイオレンス、車、女、そしてドラマチックな逃避行」と男であれば誰もが見たであろう夢が詰まった傑作だと絶賛してました。

感想は違えど、かねがね高評価な今季オススメの映画を見れて非常に満足。

category: 映画

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トゥハート2 デラックスプラス  

「ごーかんまー!!!」

ヒロインは総勢19人、大幅ボリュームの学園恋愛モノテキストアドベンチャー。
PS3版ではハイビジョン化、シナリオ追加、モーションポートレートを搭載。

2017年07月16日(Sun)19時58分04秒2017年07月16日(Sun)20時00分30秒
2017年07月16日(Sun)20時02分50秒2017年07月16日(Sun)20時01分58秒

【ジャンル】:テキストアドベンチャー
【プレイタイム】:長かった・・・
【クリア】:クリア済
【難易度】:普通
【総合評価/おススメ度】:S

【映像】:A
【音楽】:S
【シナリオ】:S
【熱中度】:A
【オリジナリティ】:B

【コメント】:ご都合主義な展開すら楽しい

ウォーミングアップのつもりが

1年半ほど前、ホワイトアルバムをクリアしてから、しばらくは続編のホワイトアルバム2をプレイしなきゃなと思っていたのですが、待望の大きな作品であれば季節感を大事に冬にプレイしなければならないと思い、その年の冬にクリアできる時間も無さそうだったので連投はしませんでした。

その代わりに次にプレイすべきゲームを考えたところ積みゲーと化していたToHeart2に辿り着きました。
というのも同社制作の作品だし何かしら雰囲気は似たり寄ったりだろうと、正直ホワイトアルバムの二番煎じだろうと思ってました。

これが二番煎じどころではなく、何も知らなかった自分が恥ずかしいくらいにめちゃくちゃ面白かった・・・


ToHeartは、中身を言ってしまえば王道な学園恋愛モノ。
放課後の行き先と会話の選択肢によって結末が変わるタイプの非常にスタンダードな選択式のテキストアドベンチャーです。
行き先はヒロインの姿がアイコンで表示されており、お目当てのヒロインを選択し続ければ基本的に大丈夫ですが、一部ヒロインや一部選択肢がいじわるなため、例によって攻略サイト様の力を借りつつシナリオ読みを中心にプレイしました。

シナリオについては、これから高校二年生に進級する主人公の3月~6月頃までの平穏な日常を過ごし、その中で女の子と出会い、仲良くなって、時には喧嘩して、ハプニングを乗り越えて恋仲に発展する・・・というこれまたスタンダードです。

概要だけ述べると平凡に見えますが、本作はヒロイン数が多く、どれも個性派ぞろいなところが非常に魅力的です。
妹分・姉貴分の幼馴染に始まり、上級生や下級生、幼馴染の母親や小学生、それだけに留まらず宇宙人やロボットも登場します。
外面だけでなく性格面に関してもとんでもないキャラが多い印象ですが、中身はド定番なラブコメです。
それらヒロインがしっかりとしたキャラクターになっており愛着がわき、すごくハマってしまいました。

気づけば Feeling Heart

シナリオを読み進めると、ヒロイン達が普段見せている表の顔と、実は心の内側で悩んでいる裏の顔と、二つの顔を持つことがほとんどです。
表では、明るく振る舞っているだとか、無愛想だとか、それこそロボットや宇宙人の設定だとかの第一印象ばかり目立ちがちですが、どっぷりハマる面白いポイントといえば、表の顔には見えなかった意外な裏の顔が、会話やシナリオの流れで見え隠れし始めた頃でしょう。

ヒロインたちが裏で悩み葛藤している内容は、当人としては人生を揺るがす大きな問題であったりして、プレイヤーとしても主人公と重ねて親身になって考えてしまいます。
例えば、表では明るく振る舞っていたが、裏では他人と異なる自分という存在をどう受け入れ、想い人とどのように付き合えばいいかという、多くの人が悩んでいるであろう恋についての永遠のテーマとか。

あるいは、外見は本物の人間でなくても、中身は人間と等しい感情を有していれば、ルールや法則に従わず、人間と同じように恋をして良いのかというテーマなんかも登場します。

表の顔だけの一発屋で終わらせず、テキストでの心情やグラフィックやボイスなど丁寧に描かれているお陰で、プレイヤーにとっても状況を読み取りやすく共感しやすい環境になっており、シナリオにどっぷりハマり込んでしまいます。

その悩み解決のシナリオこそ、現実世界の自分たちにも当てはまる、プレイヤーに訴えかけるようなテーマになっている気がします。
客観的に見ればただのフィクションではありますが、どうも共感を呼ぶような生々しいセリフやキャラクターの動きを感じてしまい、ヒロインの姿から目を離せず、より深くのめり込んでしまいます。

エンディングを迎えた頃には、表の顔と裏の顔の全貌が明らかになったそのキャラクターの性質を知ってしまっているので、そして自身が親身に考えて時間を過ごしてしまったがために、プレイヤーは知れば知るほどにそのヒロインが愛しくなってきます。
それは次のキャラシナリオがプレイできないほどにはしばらく引きずってしまいます。
そして日常にあった些細な会話や痴話喧嘩、互いの微妙な距離に一喜一憂する感じや、大事に至るかもしれないドキドキ感や、問題解決後の安堵など、思い返せば全てがハッピーエンドへと繋ぐための伏線だったんだなーと、想い人の居るハートフルな世界の余韻に浸ってしまいます。

それこそ期間にして1年半ほどかけてまでプレイできた理由は、このキャラクターに対する愛と、心地よい余韻があったからだと思います。

上記についてはギャルゲーに限らず、創作話であれば何でも当てはまるとは思いますが、ToHeart2については個人的には特に心を掴んできたキャラゲー作品でした。

表面的な事

攻略できるヒロインは総勢19人。
フルボイスを聴いてプレイすると、一人あたり大体5時間前後かかると思います。
単純に足し合わせると合計で95時間?あれ、そんなにプレイしたっけ?

実のところプレイ期間の内訳を把握していませんが、2016/2~2017/8までの期間、
試算で 19ヶ月 ≒ 月一ペースでシナリオクリア していることになっています。
そんなアホなと思いつつ、トロフィーの履歴を見ると本当にかかってやがる・・・

今までこんなにテキストアドベンチャーで時間をかけたことがないくらい驚異的なスローペースになり、、全部プレイするなら相当覚悟すべきだったと反省しています。

あと、これだけたくさんの女の子が居れば、好みの子も当然いるわけで。
犬も歩けば棒に当たると、数撃ちゃ当たると、ある意味では幅広い層が楽しめると思います。
ということで、無関心な人々をギャルゲーに引きずり込む素質は十二分にある作品だと思います。


ゲーム内のテキスト表示がウィンドウ形式ではなく、背景を覆うように画面全体にテキストが表示されるのが特徴的です。
一昔前のサウンドノベルを彷彿とさせるような、ギャルゲーとしては珍しいビジュアルに初見では驚いてしまいます。
テキストが背景だけでなく肝心のキャラクターも覆うので場合によってはそれらが見にくいデメリットがありますが、テキストを大きなサイズで多くの文章量を表示できるメリットがあるため、情報量はこの表示方法がいいのかと思います。
主要スタッフが抜けたToHeart2でも第1作目のToHeartをリスペクトして、あえて作品らしさを残すためにこのテキスト形式が採用されているのかなと勝手に予想しています。


タイトルとしては続編を掲げているものの前作との物語の繋がりは無く、ToHeart1から登場した来栖川の名やメイドロボの設定等の舞台は共有しているみたいですが、私のように前作を知らなくても十分に遊べる内容でした。
(緒方理奈のCDとか緒方英二出演?の映画とかホワイトアルバム小ネタもありますが知らなくてもいいレベル)

またPS2版やPC版や追加シナリオのAnother Day版など色々と発売されて混乱しがちですが、このPS3版は全年齢でない一部シーン以外は全部入りなので、全シナリオを楽しむならPS3版で間違いなし。
さらに初回限定版はサウンドトラックと画集があるので完全版とも言えるお得セットです。


それと映像としては十分に綺麗だし、モーションポートレートを利用していることが大きな特徴的です。
ホワイトアルバムでも採用された機能を続投し、ただの立ち絵で終わらせることなく、テキストを進めれば2DCGのキャラクターが滑らかに動きだし呼吸するかのように胸や肩を揺らしているため、キャラクターがとても生き生きして見えます。
セリフだけで訴えることなく、立ち絵の生き生きとした動きが感情移入に一役買っている、PS3スペックのゲームであれば全てに採用してほしいくらいの、まさに代表例となる機能だと思っています。

BGM

あとは個人的にはBGMがこれまた大ヒット。
ホワイトアルバムから思っていたのですが、Leafもといアクアプラスの作曲家陣はなんだか全体的に古臭いセンスとも言えますが、その時代に凄く強い刺激を受けているであろう良いジャンルの楽曲ばかりで、同時に私の大好物のジャンルであることも分かりました。

ToHeartは特に起承転結、喜怒哀楽のある展開ゆえ、バラエティに富んだ曲が多いのも特徴です。
そしてそれらがこの学園モノのラブコメと非常にマッチしていて聴いてて非常に心地が良かったです。

この「古臭い」ところにも実は明確な理由があり、いくつかの共通シナリオBGMはToHeart1のリメイク版のようで、その時代のセンスや流行りが反映されているのではないかと思います。
初代ToHeartからのファンにとっては懐かしく、ToHeartらしさを残すための粋な試みだと思います。

それらの曲をいくつかピックアップしました。(リンクは拾い物です)

【Sunshine Day】
街中にお出かけなタイミングで流れる、80年代を感じるシンセ音の強い爽やかなジャズフュージョンBGM。
https://www.youtube.com/watch?v=1WbRLzZDJRs

「あれ、何か聞いたことがあるな?」と思っていたら、ホワイトアルバム2にも収録されていた曲でした。若干音量だけ調整してる?
ゲームもやったことないしゲーム内で使用されているか知らないですが、サントラだけは異常に聴いている妄信者なのですぐに分かりました。
さらに調べているとToHeart1からのリメイク曲のようで、リメイク数も多い曲です。

ToHeart(PC版)
http://www.nicovideo.jp/watch/sm14413420

原曲にして一番好きなバージョン。5:08あたりから再生。
暇さえあれば全曲聞けってレベル。
かなりリアルな残響かけてるし、ドラムの打ち込みがマジっぽいし、ゲーム音楽だからという妥協が全く無い感じがすごく好き。

ToHeart(PS版)
https://www.youtube.com/watch?v=ZQM1WbeOhQk

原曲をPS内蔵音源に変更し、併せて曲キーも変更してアレンジ。

アレンジCD版
https://www.youtube.com/watch?v=-t9mMmsb-y8

原曲をジャズセッションで生音演奏。

アレンジCDは多数発売されており、それらを探すためCDショップを漁るのが最近の日課になりつつある中で気づいたことがあります。

PS3版の初回限定版に同封されているコンプリートサウンドトラックは、単体発売されているサウンドトラックよりも1ループ短いのです。
音源は同じだけど、本当の意味でコンプリートするなら単体のサントラを購入する必要があるよという誰得情報。

【Feel My Heart,Feel Your Heart】
https://www.youtube.com/watch?v=tQrnE7cVgfM


【それぞれの未来へ】
https://www.youtube.com/watch?v=aKLq-M71ZB0


【夕暮れ願い星】
http://www.nicovideo.jp/watch/sm19275312

メロドラマに使われそうな、泣かせに来るメロディー色の強いBGMを三種類。
どれもイルファさんがグッとくるセリフを喋っている時にかかるBGMで涙腺揺さぶられる。もうイルファさんのテーマでいいんじゃないかな。

【ストレンジ・エンカウンター】
ToHeartにおいてあれこれとテーマ曲を挙げたらキリがないので、
一つ選ぶとするとるー子のテーマ。
https://www.youtube.com/watch?v=FMyl19RnBsQ

ゲームプレイ後はどうしてもシナリオとキャラも含めた総評になりがち。
AメロBメロサビのように物語の情景が思い浮かぶような綺麗な展開の曲だと思います。

https://www.youtube.com/watch?v=-lcnY6rwxig

ボーカル曲みたいと思ったらボーカルCDが存在するというね、ご褒美すぎます。
しかし原曲キーでないところが最高に惜しい、というか原曲キーで歌ったら喉潰しそう。


まとめ

BGM聴いてたらまた余韻に浸って戻って来れなくなるのでここで切り上げ。
シリーズが20周年目という節目を迎えても一部ファンから熱烈に支持されているというのも今なら頷けます。

イチャイチャ成分はもちろんですが、彼女たちの成長物語として見ても内容が濃く面白かったため、(純愛とは正反対なジャンルな気がしますが)ホワイトアルバムと比較してシナリオは圧倒的にToHeart2の方が好きで面白かったです。

ギャルゲーというジャンルに抵抗なければ必ず触れるべき名作だと、この時代になって今更ToHeartに触れた新参者の意見を書いておきます。


以下「続きを読む」よりネタバレありの感想。

-- 続きを読む --

category: トゥハート2 デラックスプラス

tag: PS3_S.トゥハート2デラックスプラス 
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Grim Fandango Remastered  

「This little light of mine, I'm gonna let it shine.」

多くの評価を得たアドベンチャーゲーム「Grim Fandango」のリマスター作品。
死人のための旅行代理人マヌエル・カラベラはある女性との出会いをきっかけに人生を大きく左右させられる。

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【ジャンル】:アドベンチャー
【プレイタイム】:10時間くらい
【クリア】:クリア済
【難易度】:難しい
【総合評価/おススメ度】:C

【映像】:A
【音楽】:B
【シナリオ】:C
【熱中度】:D
【オリジナリティ】:A

【コメント】:チェピートの歌、うるさいけど何故かハマる

昔ながらのアドベンチャーゲーム

近年は映像技術が進化し続けてまるで映画のような観たり読み進めたりするような、プレイヤーにシビアな操作を求めないアドベンチャーゲームが増えたなと感じた矢先にこのゲームを見つけました。

元々のオリジナルは1998年アメリカのルーカスアーツより発売で、本国では非常に高い評価を得つつも日本においては未発売でしたが、2015年にPC版がリマスター化したことで日本へ上陸、2016年11月にPS Plusのフリープレイ作品になったことがきっかけでプレイすることになりました。

3DCGが一般家庭に浸透してきた90年台らしいこのゲームはまさに正統派の探索型アドベンチャーで、背景を一枚画にし、その上で3Dキャラクターを動かして、画面外に行けば他のシーンに切り替わるようなタイプのゲームです。
日本で言うところのバイオハザード1のイメージが一番近いです。
プレイしてて昔はこんなゲームが乱発されてたな-と、初見プレイながら思わず懐かしさに浸ってしまいました。

リマスター化したおかげなのか映像はとてもきめ細かく、キャラクターをぬるぬる歩かせることができるので、映像だけ見ると最近のインディーズゲームと言ってしまっても遜色ないレベルに映像が綺麗です。

歩くスピードがちょっと遅いなーと思っていたら、ボタン押しながら方向キーで走れることをプレイ中に知るようになり、操作チュートリアルすらないけど、自力でそういう発見をしながら進めることもあります。
これに関しては別に最近のゲームでもありえる話ですが、そんな些細なことですらノスタルジックです。

個人的にはそういう不親切さもノスタルジックな雰囲気に昇華されていると感じる一方で、謎解きに関しては納得のいかない操作を要求されることもあって、不親切さの良いところも悪いところも目立っている気がします。

このゲームを進めるにあたってぶつかる謎解きといえば、数値や暗号を解読するようなものではなく、大抵はギミックを稼働させてフラグ立てするようなものが多く、ゲーム内のヒントを元にとある場所に立ってボタンを押すか、数限られたアイテムを使うかで解決する話で済みます。

が、問題はゲーム内のヒントが結構少なく総当りになる可能性が高いことです。
関係のなさそうなアイテムが実は意外な使い方ができたり、それも適当にポチポチ押してたら偶然できたというケースがいくつかありました。
結果だけ見れば理解はできますが、その結果がなければその発想に至らないし、発想に至るまでのヒントがもっと欲しいと思いました。

もう一つの問題は、これもヒントが少ないに繋がる話ですが、コントローラー操作を提示してくれないことです。
先程、謎解きについて"ボタンを押す"と書きましたが、メインで使う「アクションが起こる調べるボタン」以外にもう一つ「アクションは起こさない調べるボタン」もありまして、稀ですがそれを押さなければ進めなかったりするケースもありました。
これも稀ですが、物を引っ張るときにボタンを押しながら方向キーを押すケースも特に操作指示がなかったため、先へ進めず悩まされました。

昔のゲームってこんなに難しかったかなーと思いながら攻略サイト見てたのですが、やっぱりヒントが少ない方でかなり難しいということらしいです。
(3年目の船からの脱出は無理ゲーだと思う)
こういった理不尽に付き合わされるのも久しぶりで、時代の流れを感じてしまいました・・・

他のゲームには無い雰囲気

そんな時代の流れに流されている状況とは打って変わり、舞台設定については非常に目新しさを感じました。
ギャングのような犯罪をモチーフとした1940~50年代アメリカの悲壮的な社会を描いたフィルムノワールと、死人のための旅行代理人という仕事のある死者の世界というフィクションを融合した、近年のゲームとしても見かけることのない非常に特殊で魅力的な舞台設定になっています。
大体の登場人物は全員ガイコツなところもより一層目を釘付けにします。

グロテスクなシーンこそほぼ無いですが(骨ですし)ゲーム進行中の会話内は常に誹謗中傷のブラックジョークが飛び交っており
ブラックな世界観とは非対称なほどに賑やかで明るい二面性を持っています。
全体のストーリーとしては、一人の営業マンの人生を描いた壮大な話ですが意外にも淡々と終わってしまったので個人的にはもっとガッツリ惹かれるような話が欲しかったところです。
しかしストーリーを楽しむというよりかは、むしろ雰囲気や個性的なキャラクターにガッツリとハマるような作品かなと思います。

それらの雰囲気を補うBGMは本格ジャズで、PS Storeの解説によると、オリジナルコンポーザーのPeter McConnellと、Melbourne Symphony Orchestraにより再レコーディングされたとか。
非常にオシャレで大人な雰囲気を感じることができる、まさにBGMにピッタリですごく心地よい音楽でした。

まとめ

ヒントの少なさにより難易度の高いアドベンチャーゲームになっており万人向けとは言い難いですが他のゲームには無い雰囲気を持っているため、特殊な+ノスタルジックな雰囲気を味わうためにプレイする価値は十分にある作品だと思います。

気をつけるべきは、プラチナトロフィーを獲得する場合、ゲーム開始直後にオプションからタンク操作に切り替えて(念のため)ゲームをスタートからやり直す操作が必要です。
ゲーム外でも不親切極まりない!

category: Grim Fandango Remastered

tag: PS4_C.GrimFandangoRemastered 
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SIMPLE 500シリーズVol.2 THE 密室からの脱出  

「でゅるるるる~~~~!!」

ダウンロード専用のシンプルシリーズ、脱出系のアドベンチャーゲーム。
気がつくと旅館の一室に閉じ込められた・・・全4ステージから脱出に挑戦!

2017年05月14日(Sun)18時34分18秒2017年05月14日(Sun)18時39分31秒
2017年05月14日(Sun)18時41分47秒2017年05月14日(Sun)18時46分52秒

【ジャンル】:アドベンチャー
【プレイタイム】:8時間
【クリア】:クリア済
【難易度】:ちょっと難しい
【総合評価/おススメ度】:D

【映像】:C
【音楽】:D
【シナリオ】:D
【熱中度】:E
【オリジナリティ】:C

【コメント】:女将が戦隊やってたって元ネタあるのかな?

感想

PS Plus フリープレイ 2017/4に配信されたタイトル。

SIMPLE2000と呼ばれていたように、PS1時代は2000円だとかPS2だと2500円ぐらいの価格帯で販売・提供していたシリーズなわけですが、いつの間にかPS3ではワンコイン販売していることを知りませんでした。
そもそもパッケージ販売から離れてダウンロード版に専念しているとかで、だからパッケージを見かけなくなったんだーと納得。

今思うとテーブルゲームとかバラエティゲームの類に2000円も出費できた時代がウソのように思えてきますね。
今なら携帯アプリで数百円、無料もちらほらありますし。
ユーザーにとっては昔よりもグラフィックの質の良いものを安価で提供できている良い時代になってますが、様々な物価が高騰する中で、開発者側としては市場相場に合わせないと高額だと思われてしまうところに時代の波というかゲーム業界の闇を感じます・・・


前置きはともかく、このゲームについて。
シンプルシリーズなだけあってテーマが非常に分かりやすく、脱出というフレーズが心をくすぐられます。
実際面白そうと思ってダウンロードしましたから。

プレイしてみると、脱出ゲームという最低要件は満たしているはずだけど、面白いかと言われるとちょっと微妙。

微妙と思った点としては謎解きパズルをしているというよりも、物探しをしている感覚に陥ったこと。
数字を元に扉の鍵を施錠する・・・みたいなパズルはあるにはありますが、その数は少ない印象です。
物を拾って、くぼみに当てはめて・・・というリトライを繰り返してたような。
悩む場面もありますが、そもそも物を拾えてないとか、当てはめるアイテムが間違っていたとかで進行ストップすることの方がパズルに悩むよりも圧倒的に多かったです。
そういう類の進行ストップは、ヒントがほぼ無いため総当りになりやすくプレイしているのがしんどくなります。
さすがにクリックポイントが明らかに小さいとかそういう激ムズな理不尽はありませんでした。

それとシナリオ。
脱出といえば、ここはどこなのか、何故閉じ込められたのか、といったミステリアスな演出がベターですが、この作品に関してはそういうのがほぼ無いです。
主人公は幽閉されているにも関わらず常に漂々とした態度で、各場面では唐突にマヌケでシュールな小言とか挟んだりして、脱出のイメージからかけ離れている場ハズレなイメージのキャラクターと言えます。
途中の展開からSFチックになったり、コメディテイストになったり、悪い意味で展開が全く読めず意味不明です。
アングラ感や緊張感はほぼ皆無なので、当初想定していたワクワク感からは外れたシナリオでした。
まあ明るい軽快な内容として前向きに捉えることもできますが、それにしても絵面や音楽がミステリー寄りなので、ミスマッチしているような気がしてなりません。
ただしエンディングが二種類あるとか、エンディングの伏線回収とか、頑張っている点も確かに見受けられますので全否定はできません。
コメディ感がギャップとなりアッと驚かされる場面も。

あとは音量が何故か大きいことや、もっと快適な操作がなかっただろうかとか細かな点もちらほらあります。

プレイするとしても、PS3で3D脱出ゲームをプレイしたいとか、コメディテイストな脱出ゲームをやりたいとかぐらいでしょうか。

シンプルシリーズって面白いのかつまらないのか微妙な作品が多いのである意味平均的な内容とも言えます。

category: SIMPLE 500シリーズVol.2 THE 密室からの脱出

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